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金 - 6月 24, 2011

ガイガーカウンター

震災原発事故以来子供たちに放射能がどう影響するのか不安もあるので5月の頭にウクライナからガイガーカウンターを取り寄せた。
取り寄せたのはロシア製SOEKS-01と言うモデル。
この機種のメリットは小型軽量、暗闇でも計測できるところ、USBから電源を取れること。
デメリットはガイガーミューラー管が小さいので信頼できる数値を得るのに時間がかかる点です。
この機種は低線量の時は1分間あたりに放射線をキャッチした数を線量（μSv/h）に計算します。線量が上がってくると表示が緑から黄色く最後は赤くなり計算間隔も短くなってくるプログラミングがなされています。

例えばランテルナロッサ店内の線量は、1分ごとに線量が表示されるので10分間計測すると
1回目 0.14
2回目 0.03
3回目 0.09
4回目 0.09
5回目 0.03
6回目 0.12
7回目 0.03
8回目 0.06
9回目 0.06
10回目 0.03
と言う数値が得られます。
この10回計測した数値の最高値と最低値を無視します。今回は0.03と0.14を無視
そして残りの数値の和を8で割ります。値は0.064μSv/h
表計算だったらTRIMMEANという関数を使って計算します。

こんな感じであちこちの線量を計っておりますが、もうすこし大きく、感度の良いガイガー管の物が欲しくなってきます。
そこでソ連時代の管を使ったキットがあるので取り寄せて作ってみました。

アメリカ製のキットです。

工作は簡単。中学生でもできます。半田付けは1時間もかかりません。

このキットをを作っていろいろいじっている方のブログで、アップルのマジックマウスのケースをこのキットのケースとして使っている方がいらっしゃいました。うちにもマジックマウスのケースが転がっていたので真似をしてこのガイガーカウンターの筐体としてみました。

電源を入れてみると放射線を感知するたびにクリック音とLEDが点灯します。このクリック音をiPhone4のガイガーボットというアプリにマイク経由で聞かせると線量の表示が可能です。
写真では違いますが、SOEKSよりもβ線への感度がよいせいなのか？GM管が大きいせいなのかクリック音の回数はこちらの方が多いです。μSv/hに換算してもこちらの方が大きめの数字になります。

上記の先達の方のブログで、より安定させるための改造及びiPhone4のマイク端子に直接入力するための方法が書かれております。
これも真似をしてより良いガイガーカウンターにアップグレードしてみようと企んでおります。

Posted at 12:31 午前

日 - 5月 1, 2011

反原発Tシャツ

反原発Tシャツ作ってみました。

こちらはフロントプリント。スレート色のシャツにサックスでプリント

こちらはバックプリント。チャコールのシャツに蛍光オレンジのプリントです。

プルトニウムは安全だという原子力研究開発機構の児童向けビデオ「頼れる仲間プルト君」のプルト君を
今後、原子力問題をまじめに考えていくためのマスコットになってもらおうとの気持ちからこれを作りました。

もともと自分と自分の家族、友人たちのために作った物なのでこれで商売しようとは考えておりません。
デザインも原子力研究開発機構のマスコット「プルト君」を図案化しております。
どうしても欲しいという方には実費でお譲りしております。
お値段は一枚1500円＋500円以上の義援金とさせて頂きます。
義援金は福島県の川俣町の知人宅に送り活用してもらいます。

欲しい方はこちらへメールください。
lanternarossa＠mac.com（コピペ不可です。面倒でも打ち込んでください）

Posted at 09:34 午後

木 - 4月 21, 2011

川俣に行ってきました

福島県の川俣町へ行ってきました。
僕が行こうと決めた数日前に一部の地域（川俣町山木屋地区）が計画避難地域に指定されました。

行ってみた印象はツイッターにも書きましたが、
安全なのか危険なのか政府のどっちつかずの対応がそのまま町民の行動にでているよう。
東京などと比べてずっと高い放射線レベルのはずなのにマスクを着用している人も少なく、街を見ている限り危機感は全く感じられない。目に見えない恐怖よりいつもの暮らしを優先させている感じでした。

これは神奈川でもそうですが、テレビだけ見ている人と、ネット等を酷使して情報を得ている人との温度差はとても大きい。
畑等の除染はどうかと訪ね薦めるが、大元が止まらないので今すぐやっても無駄だろうという投げたような雰囲気が。

商店は客もこないので何もやる事ない。だから大人たちは集まりがあると１００％近い出席率。
収入がないのでキャッシュが消えて行くばかり。
福島市まで避難エリアを広げると膨大な数の避難者をなんとかせねばならなくなるので川俣町が犠牲になり堰き止めているという話もありました。（実際に福島市内で川俣より高い放射線レベルを検知しているところもあるそうです）

お預かりした現金は合計で105000円
物資はミネラルウォーター、静岡のひもの、マスク、ニュージーランド産玉葱、ビスケット、OS-1ゼリー
群馬のうどん、スパゲッティ、トイレットペーパー、レトルト食品、カップ麺など車に積めるだけ持っていきました。

ランテルナロッサからも少しですがビーチカレーを持っていきました。

川俣町では個人の支援物資を受け付けていないので、すべて僕の先輩の三宅氏に渡し、氏が活動する消防団、商工会のつながりで必要なところに分けてもらいます。

ご協力頂いた皆さん、大塚製薬様、ありがとうございました。

物資に関しては手に入るようですが、物によっては価格が通常の倍以上のこともあるようです。
毎回荷物を運んでもいられないので今後は宅配便を利用し、
物資は、かさばらない安全な食品およびマスク等に限って集め、現金を主に支援していくつもりです。
今後とも支援のほどよろしくお願いします。

Posted at 12:19 午前

土 - 4月 16, 2011

住民の避難について、チェルノブイリとの比較

福島のホットスポットが本当にやばいのか？自分なりに整理してみました。
整理してみると住民避難に関してはチェルノブイリの方が早かった。でも4~5年後に沢山のガン患者が出ています。
即応できない今の政府が本当に情けない。
人命第一と言いながらいったい何をしているのか？
体裁など考えず、役人のプライドなど捨てて、書類仕事は後回しにして、すぐにやるべき。
避難するなら早くしなければ、今この瞬間にも被爆し続けているのです。

チェルノブイリ原発事故
1986年4月26日
36時間後　周辺の区域から住民避難
一週間後　30キロ以内に住むすべての住民116000人移転
350キロ以内のホットスポットにて農業無期限停止および住民の移転

555000Bq/m2を超えた地域は強制移住

10500km2が555GBq/km2（555000Bq/m2）セシウム137により汚染（25万人居住）
28000km2が185GBq/km2（185000Bq/m2）セシウム137により汚染（83万人居住）

2005年以降6000件以上の子供、青年に甲状腺ガン発症の報告あり、今後10数年増加の可能性あり（BBCより）

福島第一原発事故
2011年
3月11日14時16分　地震発生
　　　　20時50分　半径2km圏内の住民に避難指示
　　　　21時23分　3km以内に退避指示　10km以内屋内退避指示
3月12日05時44分　10km圏内の住民に避難指示
　　　　15時36分　一号機水素爆発
　　　　18時25分　半径20km圏内に避難指示
3月14日11時01分　三号機水素爆発
3月15日06時10分　二号機爆発音
　　　　06時頃　　四号機爆発火災
4月11日19時頃　　半径20キロメートル以上のホットスポットの計画避難区域を設定

福島県飯舘村の一部より検出
2190000Bq/m2 ～ 590000Bq/m2

　京都大原子炉実験所の今中哲二助教（原子力工学）や広島大の遠藤暁准教授（放射線物理学）らは３月下旬に飯舘村を訪問。村内５カ所で深さ５センチの土を採取し、セシウム１３７などの濃度を分析した。調査地点は全て３０キロ圏外で、道路沿いの集落を選んだ。

　また原発で爆発が起きた３月１５日を基点に、地表１メートル地点の大気中の放射線量が３カ月後にどう変化するかを試算した。その結果、３カ月後でも毎時２１～７マイクロシーベルトの放射線が土壌から大気中に出ることがわかった。３カ月間、屋外にいたとして単純計算すると、放射線の積算量は、約９５～３０ミリシーベルトに上る。

　また土壌に付着したセシウムがそのまま残ると仮定すると、１年後の積算量は約２２０～７０ミリシーベルトに上る可能性があった。

http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/754.htmlより引用

Posted at 11:43 午後

震災グレーゾーンへの援助

今回の大震災の義援金の配分や、仮払いのニュースがちらほら出てきておりますが
それらの援助が届かない境界線外側（グレーゾーンと呼んでいます）の人たちも経済活動の停止で金銭的に大変苦しんでおります。
こういう人たちをどうやって救うかいろいろ考えますがなかなか良いアイデアが浮かびません。
直接の被災者の方々に援助のお金が分散すれば少しはグレーゾーンにも流れると思いますが
たいした効果を望めそうにないです。

僕の先輩が住む福島県の川俣町もその1つ
家屋の全壊等は無いのですが経済活動の停止で生活費にも困る家庭がでております。
そして町の南部は計画避難地域に選定されましたが、具体的には何も決まっておらず
放射線レベルは高いところで90ミリシーベルト／年を超しています。

グレーゾーンは物理的には大きな被害はありませんが、それでも人々は大変苦しんでおります。
行政は何もできないので、例えば1つの家族を１０ぐらいの家族で助ければ良いのではと思いまず自分から行動してみます。
やれることをやる。それしかないと思います。

急な呼びかけにもかかわらず少しずつ物資や現金がお店に集まってきました。
お客様、友人、知人の皆様、ありがとうございます。
火曜日深夜こちらを出発してこれらを届けてまいります。
これ一回で終わらず状況をみて何度か行こうかと思っております。
今後ともご協力をお願いします。

Posted at 01:08 午前

木 - 4月 14, 2011

グレーゾーンへの援助、義援物資希望！

フランス放射線防護原子力安全研究所の汚染地図によると僕の先輩の住む川俣町が結構やばい。

計画避難地域に一部なったけれど川俣町内の空いている居住可能施設にはすでに南相馬市等の避難者でうまっていて今月中に避難すべき町民が入る施設がない。さらに境界のすぐ外側の人たちも経済活動の停止により生き地獄の様相。
住居半壊している住民が罹災証明を求めたが受け入れられなかった事例もあり。
被災者はいいなあなんて言う声まで。
東北全域でこのような援助を得られない境界線ぎりぎりのエリアがグレーゾーンとして存在しています。

とりあえず僕は来週の火曜日、安全な食べ物と義援金を持って行ってきます。
先輩のもつネットワークを使って物資を本当に困っている人に配布して頂けるようにします。

余裕のある方、義援物資の寄付を希望します。
必要な物は、
安全な保存食、ミネラルウォーター、トイレットペーパー等の消耗品、液体石けん、現金　等です。
ご協力頂ける方はランテルナロッサまでご持参ください。
よろしくお願いします。

Posted at 01:16 午前

日 - 4月 10, 2011

見ておくべき情報

原発関連でこれだけは見ておいた方が良いなあと思う映像、WEBサイトを整理してみました。

京都大学原子炉実験所　小出裕章氏に聞く
http://www.ustream.tv/recorded/13897618

原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の恐怖！
http://www.youtube.com/watch?v=iVymOvvCUU4&feature=youtu.be&a

福島第一原発　現状と今後とるべき対応策　大前研一の意見
http://www.youtube.com/watch?v=5mBlngPiaSY&feature=youtu.be&a

日本の原子力政策　河野太郎の意見
http://www.taro.org/2009/08/post-609.php

救援物資を運んだ江頭2:50のコメント
http://www.nicovideo.jp/watch/1301640122

福島第一原発内部に残された作業員4人「衝撃の告白」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2350

界の高自然放射線地域の健康調査より
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-1.html

チェルノブイリ原発事故その１０年後
http://www.youtube.com/watch?v=rKFsAewRA8U&feature=youtu.be&a

ウラン235連鎖反応の可視化
http://www.youtube.com/watch?v=0v8i4v1mieU&feature=youtu.be&a

関東各地の環境放射線の可視化
http://microsievert.net/

Posted at 09:36 午後

水 - 9月 8, 2010

PHPA

PHPAって何？
ポータブルヘッドフォンアンプだそうな。

長年つきあってきたノキアの携帯ともこの夏お別れ。理由はマシン側じゃなく僕自身。
老眼がひどくなってノキアの小さなディスプレイが見にくくて。
大きなディスプレイのものを探して結局iPhone4にしちゃいました。
ノキアでできていたことをiPhoneにさせるのにいろいろなソフトをいれてようやく納得いく環境になりました。
（同じことを2年ぐらい前からほとんどお金をかけずできていたノキアはやっぱりすごかったなあ。宣伝が下手すぎて普及しなかったのかな？）

で、今は音楽もiPhoneで聞いていますが、付属品のヘッドフォンはリモコンが秀逸なので使っていましたが、やっぱり音的に満足できない。
大好きなGRADOのヘッドフォンを使ってみるとまあまあ良いのですが、時々iPhone4内のアンプだと無理みたいでやっぱり納得できない。

そこで音好きの間で最近じわりじわりと普及しつつあるPHPAを考えてみました。
友人がアメリカのガレージメーカーのPICOと言うのを持っていますが、値段を聞いてびっくり。とうてい僕が買えるような値段ではありません。

自分の小遣いの許す範囲で探して見つけたのがシンガポールのJabenと言う会社が取り扱うGoVibeと言うブランドのDerringer-iと言うアンプです。日本でも売っているようですがJabenのWebShop から直接購入しました。
9月5日夕方注文して本日9月8日午後Fedexで到着しました。購入時に特に送料は取られませんでした。

このモデルは最初からiPhone用に作られていて単4電池一本で作動します。
GRADOのヘッドフォンで聞いた感じは、伸びやかな高音が心地よく、各楽器の音の輪郭が明瞭になります。
iPhoneとどうくっつけて使うかが悩みの種ですが、iPhoneデフォルトよりは良いので満足です。
久々のオモチャ購入でした。

Posted at 05:45 午後

水 - 6月 16, 2010

携帯電話

東京デジタルホン、DP-151
J-PHONE、J-NM01 J-NM02
ボーダフォン、702NK
ソフトバンク、705NK、X02NK
とずっと使い続けていたのがノキアの携帯電話。
日本での携帯電話事業を撤退してしまったのでもう使い慣れたノキアは手に入りません。
もともとアップル使いなので、「iPhoneは使わないの？」とよく友人に言われましたが
アプリの売り方と両手がふさがるあのインターフェイスがどうも性に合わなくて敬遠しておりました。
しかしここへ来て老眼がひどくなり、現在のノキアの画面が非常に見にくくなってきました。
画面の大きな端末を探すとどうしても両手がふさがるタッチパネル式になってしまいます。

どうしようかなあ？iPhone４に変えちゃおうかな？

Posted at 10:25 午後

日 - 5月 30, 2010

綱渡り

4月からスラックラインというスポーツ綱渡りにはまっています。
最初は立つことさえできませんでしたが、少し歩けるようになってきました。
今日は綱渡り仲間とスラックラインランチ。
いつもの家の裏の公園にラインを張り、ピクニックテーブルをだして
ポテトとキャベツとアンチョビオイルのスパゲッティを大量に作り、
友人差し入れの葉山、旭屋牛肉店謹製のコロッケサンドとビールでお昼を食べて
それから延々スラックライン。
みんなだいぶ上手になりました。
今日はライン上でのギター演奏に挑戦。当然曲になりません。

仲間とあーだこーだとしゃべりながら、ビールもちびちびやりながらのスラックラインは、とても楽しい。
良い日曜日でした。

Posted at 06:29 午後

火 - 5月 25, 2010

素晴らしいドキュメント

ディズニー嫌いの僕ですが、ディズニーからでた素晴らしいドキュメントを見ました。
昨年夏公開された「クリムゾンウイング」です。

日本でもほんの短い期間上映したようですが見るチャンスはありませんでした。
アメリカでまずブルーレイディスクで売り出され、イギリスでようやくDVDが売り出されました。
こんな素晴らしい映画をどうしてもっときちんと公開しないのか？やっぱりディズニーは嫌いです。

イギリスよりDVDを取り寄せてテレビ方式が違うのを何とか克服してようやく見ることができました。
素晴らしく美しい映像です。音楽はThe Cinematic Orchestra　音も映像も最高です。

どうしても見てみたい方メールでお問い合わせください。

フラミンゴをWEBでお勉強していたらこんな写真が

自然の力もこれを撮ったカメラマンもお見事！

Posted at 07:11 午後

木 - 4月 8, 2010

邦楽

特に嫌っている訳じゃないのですが、日本人アーティストの音楽はなぜかあまり聞きません。
昨晩帰宅してケーブルテレビをザッピングしていたら普段まず見ない邦楽のチャンネルでインディーズ系のバンドのライブをやっていました。ぼーっとしていたのですが、妙に気になる曲があって、
一晩たってもどうも気になるのでiTuneストアでアルバム買っちゃいました。

Sleepy.ab （スリービー　.abの部分は読まないそうです）
札幌で活躍するバンドです。
11月にだしたアルバム　Paratroop　の「メロウ」おすすめです。

若い頃はどんな音楽も楽しく輝いていたけれど、歳取ると本当に輝いているものになかなか出会えなくなります。
良くも悪くも経験値がフィルターとなって嫌いなもの（嫌いかもしれないもの）を自然に排除しちゃうんですね。
歳取っても、新しいもの、若い人たちが作り上げるもの、に輝きを見いだして楽しめたらと思います。

久々にうれしい音楽との出会いでした。
今週末はお店でライブ。僕も前座で歌います。上手く歌えるかな？

Posted at 06:52 午後

木 - 2月 25, 2010

地元FM局

このあいだの日曜日、地元の湘南ビーチFMでの番組で選曲を頼まれました。
日曜日午後16時に聞く3曲。
竹下由起さんの湘南ブリーズという番組です。

日曜の午後ってむずかしいなあ。
結局、映画に使われている曲を3曲選びました。

Posted at 04:32 午後

月 - 2月 22, 2010

今度は水泳連盟

日本のスポーツ界どうかしている
国母問題を繰り返さないための布石なのか
やり方、考え方が違うのでは？
こんどは水泳連盟
スポーツマンという理想像を一つに固める必要が何処にあるのか？
こういった意味のないことを理事会で延々議論しているのかと思うと
全く部外者の僕でもなんだかおかしく感じます。

すべてのスポーツ種目の財団も社団もオールリセットした方が良いです。
理事の年齢制限も60歳未満にするとか。

社会に与える影響力が大きい財団のありかたを考え直した方が良いです。
公務員でもないし一般企業でもないから，ある意味やりたい放題ですね。

Posted at 10:14 午後

土 - 2月 20, 2010

国母君問題

イベントが終わって僕自身今一度頭を冷やして考えてみました。

やっぱり問題点は本人よりコーチや連盟の人間にありだと思う。
今後処分を考えるだそうだが、騒動の原因は上の人間にあるんじゃないかな？

原因はこうだ

服装の乱れ（非常に感覚的なもの、気にならない人には全く気にならない）
↓
ごく一部のクレーマーによるクレーム
↓
連盟やJOCが反応
↓
記者会見で正そうとする
↓
本人にとってはくだらないほどに些細な問題なので「チッ　ウッセーナ」となる
↓
そこに世間がさらに反応。大きな問題へ
↓
一部世間の反応を規定違反と結びつけ、意味もない開村式開会式欠席という処分。
↓
連盟幹部まで「不快」と言ってしまう。
↓
連盟内に誰も彼を守る人間がいなくなる。
↓
派遣団長であるスケート連盟の会長に助けられる
↓
競技終了
↓
お疲れ様もなく処分について今後検討。

本来はこうあるべき

服装の乱れについてのクレームが入る
↓
連盟から担当部長へ　担当部長からコーチへ
↓
コーチが指導、
↓
連盟は競技終了までクレームを無視し押さえ込む、または適当にいなす。
↓
競技終了
↓
お疲れ様

こうあるべきかたちで終わるには何が足りなかったか？

そう、選手本人とコーチ、上に立つべき人たちが彼にのびのび競技させるための環境を作らなかった。結果を出せば服装の問題や態度など吹き飛んでしまったはずです。

今回の騒動は競技に影響ないと本人は言っていたけれど、影響無いわけ無いです。何もなければもっとのびのびと競技できただろうに。

コーチがどの程度の人間関係を選手と築いていたか？
「おい、頼むから公の場でだけはがまんして俺らと同じ格好してくれや」と言えなかったのか？
その程度のことを従わせる人間関係を築いていなかったのか？

連盟の幹部もなぜ自分から「不快」とまで言ってしまうのか？

苦情が来たときに
「いやいや、やんちゃな選手ばかりでこちらも困っとります。まあ結果を見てくだされ、ワハハ！」
で済ませてしまえば良かったのに。

人それぞれの個人の価値観をなぜ規定違反というルールとごっちゃにしてしまったか？
この辺は神奈川県スキー連盟会長が明確な意見を述べています。
ルールと価値観

最後まで選手を守る大人がスキー連盟に一人もいなかったのがとても悲しい。
笠谷副団長が辞任して帰国させるなどという提案をしたがそういう責任の取り方こそおかしいと思わないのか？
最終的に団長に救われたわけです（団長はスケート連盟の会長、そのスケート連盟もトリノの頃、理事たちが沢山問題を起こしていました）

論語にこんな言葉があります。

葉公語孔子曰
吾黨有直躬者
其父攘羊
而子證之
孔子曰
吾黨之直者異於是
父爲子隱
子爲父隱
直在其中矣

葉公（しょうこう　楚の国の地方長官）が孔子に
我が国にはとても正直な者がいて、彼は父が羊を盗んだと証言しました。 孔子は
私の国の正直者は違います。
父は子を庇い、子は父を庇います。
正直さとは、この（親子の情愛、思いやり）ような中にあるのです。
（口語訳はネット上より引用）

こういう指導者が、上に立つ人間が、いなかったことがとても悲しいです。

以前も書きましたが、僕はコーチ時代、最後まで選手を守りたくて担当理事に逆らってクビになりました。
今回の国母君問題で、世間一般があまりに温かみ無くおおらかさに欠け、上に立つ人たちは組織のメンツや体面ばかり気にしているのが残念でなりません。

もう一つ全く別な問題ですが、これもお偉方の考え方次第です。
スノーボードは国際組織が二つあり、イベントもテレビ局主催のものも含めて非常に多様で一つにまとまっていない。とても特殊なスポーツ。それでもオリンピックがその頂点。有望な選手をオリンピックで勝たせたいなら。
今回でいうと、ショーン・ホワイトが出場するイベントすべてに日本人選手を出させるべき。JOCとかSAJとかJSBAとかWSFとかESPNとかそんな垣根をとりはらい、常に世界のトップの選手とともに戦わせる。そういう経験を沢山積ませる。連盟側がメンツにこだわらなければ可能なはず。できないと言うがやらないだけ。そして最後の最後オリンピックで結果が出れば誰もが喜ぶんだから。コーチ時代にこれを提案したけれど一蹴されました。

自分のスノーボードのスタイルを極めるのならロシア代表の元日本人フィギュアスケートの選手のようにアメリカ人になっちゃうという手もある。アメリカ人としてオリンピックに出たらいい。あのフィギュアの選手だって日本という国を背負っている訳じゃない。自分の道を、頂点を極めたいから国籍を変えるという方法をとっただけです。それも一つのやりようです。

このブログで僕のコーチ時代にあった問題とからめて今回のトラブルのことを書き込みましたが、書いた僕自身びっくりするぐらいの反応でコメントが入り、当初すべて読んで対応しようとしましたが対応しきれず、コメントのみ削除しようとしたところ、タイミング悪く使用しているコメントサービスが2月13日でサービス終了とのこと、機能をオフにしようとしたところコマンドを受け付けず、なぜかサーバだけは動き続けているという状態になっておりました。しかたなく書き込みそのものを削除した次第です。
すでにいくつかのブログで削除前の文章が引用されておりますが、その中にソルトレイク時代の選手の名が実名で書かれています。実名を出してしまったことについてもし何か問題が起きていたらここでお詫びします。

元々文章力がないのにとりとめなく書いてしまいました。

本番の映像を見ましたが、やっぱりすごい、失敗しちゃったけれど、感動しました。
日本選手のみなさんお疲れ様でした。

Posted at 12:29 午前

2CV