Mac修理二回戦



子供がだんだん大きくなってきてコンピュータに興味を持ち始めてきました。
ゲーム漬けにさせるつもりはありませんが、TUX Paint というかつてのキッドピクスのような秀逸なお絵かきソフトを見つけたので
これが使えるようなマシンを買い与えました。
このソフトなんとオープンソースで無料、配布もコピーも無制限に自由というすばらしいソフトです。もちろん日本語化されています。

手に入れたマシンはデビューしたとき、その形が衝撃的だったiBookです。最終型の一番プロセッサスピードの速いやつをオークションで5000円で購入。
届いたとき、あまりのたばこ臭さに吐きそうになりましたが、筐体とキートップを全部ばらして洗剤につけて洗い、組み直しました。それでもまだ変なにおいが少し残っています。動作は正常なのですが、さすがに古いマシンなので液晶モニタの冷陰極管が死にかけていて、暖まるまで表示が真っ赤になっていました。そこで筐体ばらしと同時に冷陰極管も交換しました。


ちゃんとねじの頭が外に出ているから現在のMacBookよりばらすのはずっと簡単です。
冷陰極管はオークションで購入しました。交換中におれてしまうこともあるので同じ物を二本注文。
でもおれずに無事交換できました。作業はここを参照。

無事、交換も終わり、TUX Paintの最低必要なOSバージョンMacOSX10.3.9をインストール。余計なソフトはすべて消して、TUX Paintとちっちゃなゲームのまきがめをいれて、サファリを残してAirMacで無線でプリント可能な状態にしてできあがりです。メモリは当時は存在しなかった512MBが余っていたので入れました(ちゃんと認識しました)
子供はすごい、基本的な方法を教えたらどんどん自分でメニューを探して使い方を覚えてしまっていきます。
うちでは一日30分までと約束してパソコンで遊ばせています。

もう一つの修理は白いiBook。うちに動かなくなったマシンの残骸がたくさんあるのですが
起動するがモニタに何も映らないという状態のマザーボードの修理に挑戦しました。
この時代のマザーボード、どうやらグラフィックチップの実装に問題があったらしく
かつてアップルのロジックボード交換プログラムというのもありました。
でもとりあえず動いていた個体は交換プログラムで交換せず、ここへ来てトラブルが出てくるという個体もあり、現在では高価な修理代をはらうか修理不能で我慢するかです。同じ悩みを抱えているオランダやアメリカのユーザーがすごい方法で修理を試みていたので僕もチャレンジ。

グラフィックチップはボールグリッドアレイ(足がいっぱい出ているやつはピングリッドアレイといいます)という方法で取り付けられているのですが
ここに問題があったらしく、要は半田付けをやり直すのです。
その一つがなんとグラフィックチップごと火で加熱します。

この方法で無事直ったユーザーもいます。僕の場合はこの作業の直後ちゃんと画面表示されたのですが
筐体全体が冷えてくるとまた表示が消えてしまいました。
起動中にグラフィックチップを強く押しつけてやると表示するのでもう一歩進んだオランダ人がやった方法をとってみました。

今度はアルミホイルを何重にも重ねて折ったものをチップ上下に当ててクランプ(万力状の物)で挟みチップや基盤が割れない程度に
締め付けます。そしてこのクランプごとガスバーナーであぶるのです。周りの素材を焼かないようにアルミホイルでぐるぐる巻きにして焼きます。

この方法で無事修理完了、安定して画面表示できるようになりました。
こちらもMacOSX10.3.9をいれて女房のwebブラウジング用マシンに生き返らせました。

Posted: 日 - 7月 12, 2009 at 08:43 午後          
Lanternarossa
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ランテルナロッサは

7月31日をもちまして

閉店しました。

長い間のご愛顧に感謝します。

新ランテルナロッサは10月オープン予定です。

ビーチカレーの販売は引き続き行っております。
メールにてご連絡ください。

lanternarossa@mac.com

店主
古川 元幸(dorichan)

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ごめんなさい、駐車場はありません。

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Published On: 10月 20, 2011 07:17 午後
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