アナログならではのおおらかさ
昔、スイスに子供たちを20人ぐらい連れて行ったとき、市バスで町の中心部へ行こうとバス停へ一人一人自販機で切符を買わせていたら、乗ろうとしたバスが来てしまいました。まだ半分も買えていなかったので運転手にちょっと待ってとお願いしたら、運転手はもういいから全員乗れと半分がたの子供たちは切符なしで乗ってしまいました。こういうことってスイカやパスモでは絶対にあり得ないですよね。一昨日スキー場でのこともう歳なので一日券で元を取るまでなんていうスキーはできなくなりました。だから回数券を買って乗っていたのです。でもほとんどのスキーヤーは一日券で乗車するらしく、回数券を使っているといちいち係の人を呼ばないと検札してくれないのです。そうやって乗っていたら最後の一回と言うとき、係の人、僕らの切符を切らずに「もう一回いいよ」と言ってくれたのです。そして次の回、これで最後だというとき「ほら、これやるよ、それと俺がここにいるときは乗っちゃっていいよ」と!!!数回使える回数券をくれてさらにタダで乗せてくれたのです。「え~サービスいいなあ!」というと「おたくみたいに正直な人にはサービスしちゃうよ」だって検札をあまりきっちりやらないことを理由にリフト券持っていないのに一日券持ったふりをする人がいるのだそうです。アナログならではのおおらかなサービスだなあ。ばれたら会社から怒られるのだろうけれど、このリフト係の人の親切で僕らの中のこのスキー場の評価が上がるわけです。世の中どんどんデジタルになってこういうアナログのおおらかさがどんどん無くなっていくみたい。ETC便利だなあなんて思っているといずれおもいっきり監視と管理されそう入場時間と出場時間で平均速度割り出されてスピード違反で捕まったりするのかなあ?昨日、長野市の日帰り温泉で「お風呂でたら帰りにリンゴ買って帰ろうね」と子供と約束したらでるときに売り切れてしまっておりました。子供に「あ~あ売り切れちゃったよ」なんて話していたらお店のおばちゃんが「形悪くて売れないやつ、ほれ、持って行きな」とリンゴをくれました。POSで商品管理しているところでこういうこと無いよなあ。リフトでキセルするつもりもないし、売店で万引きするつもりもありません。今回のスキー旅行で接した長野の人たち、おおらかで良かったなあ。デジタルな世の中、おおらかさというのが消えていくみたい。悲しいです。ああ、アナログっていいよね。気持ちの良かったスキー場アサマ2000パーク
気持ちの良かった日帰り温泉大室温泉まきばの湯
この日帰り温泉最高です。高台にあり露天風呂からの景色は最高。大人500円、小学生以下無料、持ち込み可の休息室あり昨日はこの温泉に5時間ものんびりしてしまいました。
Posted: 火 - 2月 17, 2009 at 07:19 午後