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Power Type Keyboard Review

Power Type Keyboard Review
その3

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■キートップの形状について
しばらく使った印象は、純正と比べてキートップが平坦になり、そのシャープな外観は個人的には純正キーボードより好みだが、純正のキートップの方が隣のキーに触れてしまうことが少なかったような気がする。(私のキー入力が荒っぽいのが一番の要因か...)
キートップ形状を比較してみると分かるが、純正のキートップは天面の中央部がややへこみ、両サイドに行くにしたがって盛り上がっている。
つまり、多少指の位置が左右にぶれても、キートップ左右の盛り上がりに指先がひっかかり、隣のキーに触れることを防いでいる。
一方、PTKはややへこみがあるが、ぱっと見には気付かない程かすかである。
そして、キートップの左右の斜面に当たる部分が純正の物の方がやや長い。
いくつかのキートップの天面の端から、隣のキートップ天面の端までを測ってみたが、純正キーボードでは"6mm"、PTKでは"5mm"だった。(それほど正確ではないが...)
こちらも同様に、キートップ天面の間隔が離れている純正キーボードの方が、隣のキーに触れる可能性が低いと言える。
正しい入力をされている方にはあまり関係のない話だと思うが、私の感じたこととして記しておきたい。
だが、この点については「液晶面にキーボードの跡がつかないようにするために、キーボードの厚みを純正より薄くする」という、製品設計時の課題をクリアする上で仕方なかったのだと思っている。

写真はクリックで拡大表示

キートップの比較
■キートップのカラーについて
要望に出していたが、PBG3シリーズのボディはやや暖色系の黒なので、キートップの色もやや暖色系のグレーが合うのではと思っていた。
届いたPTKを見ると、なんとなくグリーンがかって見えたのでちょっと心配だったが、実際に取り付けてみると、サンプルで心配だった透け過ぎた下品さも無いし「意外に良い」。
ただ、トランスルーセントゆえの透け具合を見せるため、透けた下地の色を明るめの色「白」にしなければならなかったのかも知れないが、キーボードの一番手前の列の下から見える「白」いベースはなんとなくカッコ悪いかも。それと、そのベースがところどころ浮いているのも残念。
 
■キートップの印字について
純正のキートップの印字と比較して、フォントがやや太くなり、色もやや沈んだ明るめのグレーから、おそらく純白になったため、ポップな印象を受ける。
これも好みの問題とは思うが、キーボードの配列にこだわり、わざわざ交換するようなユーザーは、タッチタイプはそこそこできる人たちだと思うので、キートップの印字がそれほど目立つ必要は無いのではないだろうか。まったく印字のないキートップもかなりカッコよいと思うが、さすがにそうとまでは言わない物の、純正キートップの印字程度か、もっと目立たない色のほうがユーザー層を考えても合っているのでは。
 

■キータッチ
PTKは純正キーボードにくらべると「重い」と感じる。
キーストロークも深く、跳ね返りも強い。
このあたりは好みが別れるところだが、私としてはもう少し軽い方が良い。
しかしキーが重い方が、前述の隣のキーを過ってタッチして起こる誤入力は発生しにくいと言えるのかもしれない。
また、キーボード全体の沈み込みについては、ベースの強化や、シートパッドの追加作業がなされており、よく問題にされる右上あたりの沈みは全くと言って良い程
ない。
強く押し込めば、左下Shiftあたりと、センターのBあたりがやや沈んでいるようだが、普段の入力では問題ない範囲だと思う。

 
■キーの打音
比較した3種、どのキーボードも差程変わらないようだが、一部のキーでは構造の違いで「やや」違いがあるかもしれない。
スペースバーは、純正キーボードはパンタグラフが中央に一つのみで、あとは金属の針金状のパーツで裏から支えられている。PTKではそれにもう一つパンタグラフが追加されているため、スペースの両サイドを連打しても動きにぶれが少なく、打音も静かな気がする。また、 Returnキーのパンタグラフも大形の物になっている。
逆T字型のカーソルキー部分は、純正キーボードではメンブレンスイッチ仕様と思われるが、PTKでは他のキー部分と同様に一つ一つパンタグラフが使用されている。
純正キーボードではやや安価な(すいません^^;)メンブレンスイッチ特有(?)の、跳ね返り時の粘りのある音があると思う。
キーの打音についても、メカニカルタイプの音がすきな人もいれば、ほとんど音のしない方が良いと言う人もいて、好みの問題かと思うがPTKは純正より凝った作りになっているのは確か。

純正ASCIIキーの矢印キー



PTKの矢印キー
■重量
純正JIS配列 150g
純正ASCII配列 150g
PTK 160g
調理用のスケールで測ったので、かなりいい加減だが、PTKがやや重いようだ。
これはキータッチを良くするために、キーボード全体の厚みを増やさずに、ベースのアルミ部分を2枚重ねにしたり、キーボード裏に沈みを防ぐシートパッドを貼るなどの工夫の結果ではないだろうか。

PTKの裏面
■価格
Power Typing Keyboard PBG3-98用 14,800円
Power Typing Keyboard PBG3-99用 14,800円
Power Typing Keyboard PBG3-2000用 14,800円
Power Typing Keyboard iBook(クラムシェル)用 14,800円 (2002.02.04発売)
 

■関連URL
Power Typing Keyboardのオフィシャルページ
PTK バナーキャンペーン協賛WEBマスターによる使用レポート (リンク集)
P.T.K. iBook(クラムシェル)用も発売されました(2002.02.01)

 
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