写芸クラブ展が終わって


今年は写芸クラブ展も15回目。

僕がクラブに入ったときは第4回だったので、10年以上前から出品している事になる。

今年は、1週間の合計入場者が2,000名を超えて大盛況だった。同時開催が絵画とネイテャーフォトという事もあって、他の展示を見にきた人もついでに見て行ってくれたのが多かったようだ。

クラブも運営するのに係を決めているのだが、毎年この写芸展係を担当していたので準備が大変だった。チラシや画題など作るものがとても多くて、自分の作品を作る間もないぐらいだったのだ。

今年は、クラブ会長になったため写芸展係を交代してもらえたので例年よりは楽であった。でも、先生の作品のプリントと正面看板の文字は会長の仕事なので、作品搬入の直前は忙しい。

先生の作品はフジカラーのクリスタルプリントをカメラのキタムラ で注文したのだが、2週間近く納期がかかると言われて焦った。プリントの受け取りが美術館への搬入3日前だったのだ。いつもは自分でインクジェットプリンタでプリントするので納期という概念は無い。直前の深夜でもなんとかなる。けどキタムラに注文という事はプリントの焼き直しができないという事だなと嫌な予感が的中で、仕上がってきたプリントを見るとどうも原板との印象が違う。
先生の作品はポジの段階で完璧な構図になっているので、ノートリミングで焼いてもらわないと写真のバランスが崩れてしまうのだが、いつも自分でプリントしているので注文するときトリミングの事をすっかり忘れてそのまま出してしまったのだ。でも、プリント半額キャンペーン中で半切2枚12,000円のところ6,000円でとってもお得な気分に。

さらに、写真をバックシートで裏打ちするのだが、これも自分の作品には使っていないので新規に購入するもキタムラでは取り寄せになるとの事。アサヒドーカメラ に電話して聞いてみると在庫があるとの事で、速攻で買いに出かけて事なきを得た。

そんなこんなで、なんとか搬入も完了して初日の火曜日には新聞社の取材を受けた。女性の記者さんであったが、色々とお話をして新聞にも載ったのかな?

期間中はいろんな方がきては、デジタル写真も結構多いの?という質問を良く聞いた。僕の作品を指差してこれはデジタルだ!色が変だ!といいつつもプリンタはどこのメーカのを使っているのと熱心に聞いてきた方もいた。

写真展の楽しみは、お客さんの反応を直接見聞きできること。普段は例会での先生の講評やクラブメンバーの意見を聞けるのだが、見ず知らずの方の素直な意見もとても参考になるし写真をやっていく楽しみが広がるのだ。

最終日の片付けが終わった午後5時、美術館横の市役所建物13階にある喫茶店から眺めた豊川の風景。

Posted: 土 - 5月 1, 2004 at 08:02 AM        


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