復活の日!釜飯ファンの皆様。米泉が復活しておりました!
ことの発端は、一昨日のことになる。朝起きてメールチェックをしていると、一通の見慣れないメールが・・。「『米泉』復活!!」というメールのタイトル。え?と思って開いてみると、このblogを読んだ読者の方からのメールでありました。
以前、「悲しむべきこと」というコラム(これ) で、僕が住む都賀の街にあった「米泉(まいせん)」という釜飯屋がなくなってしまったことを書いたけど、それを読んだ方が、わざわざこちらに連絡してくれたのだ。なんでも、米泉は隣町となるみつわ台というところで復活営業しているとのこと。これは、いかねばならん。blogで「再開したら必ず食べにいきます」といった手前、いって味わってこなければ世間様に示しがつかない。(←なぜ?) というわけで、昨日の夕方、ホームセンターにいった帰りにいってきました。「釜飯BAR MAISEN」という、かなりおしゃれな感じのお店に変貌して、確かに営業再開をしておりました。場所的にはちょっと駅(モノレールの「みつわ台」駅)から遠いのだけど、車でなら自宅から10分とかからない距離だ。こんな近場で再開していたとは・・。余談だけど、この「みつわ台」という街は、この近辺では珍しく「いい生活をしている」人が多いようだ。それは「金持ちが多い」ということではなくて、日々の暮らしをきちんと考え楽しんで暮らしている人たちが多い、ということ。なるほど、この街ならおいしいものを作ればちゃんとお客が来てくれることだろう。 おしゃれな座敷席に通され家内と娘で「うーん、何にしようか」とあれこれ思案を巡らせていると、米泉の奥さん(以前はご夫婦でやっていらした)が。「あの〜、ひょっとして掌田さんでしょうか?」・・え、ええっ? なぜ、知っている? オレってひょっとして知らないうちに有名人? と一瞬錯覚したけどもちろんそんなことは全くなくて、どうやらお店のお客さんからこのblogのことを教えてもらって、先のコラムを読んでいたようなのであった。「ひょっとして猛烈に失礼なこととか書いてなかったよな・・」と脳裏を駆け巡り冷や汗三億斗。 前のお店のときにも、まだよちよちだった娘をベビーカーに放り込んで何度か顔を出したことはあったけど、その頃のことも覚えていらしたようで、あの頃から店をたたみ、ここで再開するまでのことなどいろいろとお話を伺うことができた。——それにしても、このblogに書いたちっぽけなコラムが、お店のお客さんからお店のご主人へ、そしてまた復活の知らせが僕のところへ・・と、全く知らない人であるはずの人間が「米泉の釜飯」というただそのことのためにつながっていったのだよね。ネットワークの妙というべきものを実感した出来事でした。それというのも、米泉のファンで、あの味がなくなってしまうことを惜しむ人たちがいっぱいいたからだろう。やはり、よいものを作れば、どこかで必ずそれをわかってくれる人がいるのだよね、うんうん。世の中、そうでなくっちゃいけない。 で、肝心の味でありますが、あの絶品だった釜飯も、焼き鳥も、冷や奴もお味噌汁も、ほとんど記憶の中の味から変わらずにありました。やっぱり、鶏釜飯に関していえばここは随一だね。再びこの味に出会えたことに感謝せねばなるまい。「一応、一通り試してみないと」ということで欲張ってあれこれ頼んで(その上に、焼き鳥などいくつかサービスしていただいてしまったりして)腹の皮がはじけとぶ寸前まで食い尽くしたのだけど、「味が落ちた」と感じたものはただの一つもなし。さすがであります。私が悪うございました。 ということで、千葉県若葉区に在住の人で「ちゃんとしたものを食べたい」と思う人は、是非一度いってみましょう。家族で外食するなら、ぜひとも。一応、バーとなっているけど、子供連れでも安心してお食事できます。——「お食事」とは、いい食材を使い、きちんと調理し、プロが味付けしたものを楽しむということであります。一度、だまされたと思っていってみなさい。ファミレスで金をどぶに捨てるのが心底バカらしくなるから。 釜めしバー MAISEN http://www.gurupita.com/clients/0002129378/ 公開日: 日 - 1月 8, 2006 at 01:06 午後 |