名古屋空港スナップ

 今年の2月頃だったかの日曜日の朝、いつものように町内の人とソフトボールの練習を終えて、家でのんびりしていたところN師匠から突然の電話があった。「今、岡崎に来てるんだけどこれから名古屋空港へ撮影に行くから一緒に行かない?」とのお誘い。練習の後で足がちょっと筋肉痛であったが30分後にインター近くの電気店の駐車場で待ち合わせた。 今日の撮影メンバーはN師匠とデジフォトのSさんと僕の3人。Sさんの運転でいざ名古屋へ出発。昼飯は途中のサービスエリアの売店でおにぎりを買って、自動車の中でそそくさと食べて空港へ向かった。午後から夕方までの半日あるかどうかの撮影でうまく被写体をとらえられるかどうかちょっと不安感もありながらの道中である。撮影場所は名古屋空港の南側にあるエア・フロント・オアシスという小さな公園から名鉄小牧線の味美(あじよし)駅あたりまでうろうろした。

 
 
 公園の前にある陸橋。ここから飛行機を見物する人も多い。着陸態勢に入る飛行機は巨大で圧巻。手を伸ばせば届きそうなくらいの高度でゆっくりとスローモーションでやってくるような感じだ。
 正面からの撮影。見物人と飛行機を600mmレンズで圧縮効果を出してみた。よ〜く見るとパイロットの顔が見えたりして。

 公園での撮影はひとまず終えて、街角風景と飛行機を組み合わせてみようとのN師匠の提案で、てくてく歩いて行った。


 
  
 アーチ型の屋根のある建物のすぐ上を飛ぶ。公園と違って、飛行機は真上に来ないと見えないので、たよりはジェットの騒音。耳を澄ましてゴーっという音を聞きながら、機体が現れた瞬間にシャッターを切るのだ。
 民家の脇にある空き地のような小さな公園。椅子のようなオブジェと太陽の光を逆光に受けて飛ぶ飛行機を入れた。
  
 ジェット機はゆっくり飛んでいるように見えるのだが、実際にファインダーで見るととても速く、フレーミングするのがなかなか難しかった。  レース写真の流し撮りとはまた違った難しさだ。


 しかし、飛行機の音というのはやっぱり半端じゃなく大きいものである。着陸態勢にあるときはそれほど大きくないが、着陸した後の停止用に使う逆噴射の音や、離陸時のパワー全開時のジェット音は地響きのような迫力である。たまに見にくる見物客なら良いだろうが、この辺りに住んでいる人はこの騒音に悩まされることも多いだろうなと思う。まあ、慣れてしまっているのかもしれないけどね。 

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