富士山'99冬

富士山を撮影しはじめて今年で5年目。といっても年に1、2回しか行かないのでたいしたことはないのですが(^_^;

いつも通り金曜日会社が終わってから出発。師匠のN氏の自動車に乗っけてもらって山中湖に夜中の2時頃到着。事前にインターネットの富士山定置カメラで雪の状態を確認して分かっていたのですが、山中湖畔には全く雪はなく、富士山も例年よりちょっと少なめの積雪でした。

自動車の中でコンビニで買ったウィスキーとつまみでちょっとした宴会。朝6時前に起きて、まだアルコールがちょっと残っていたのですが、外に出てみるとやっぱり氷点下で一気に酔いもさめる程。早速三脚をたてて撮影開始。師匠はちょっと空を見て「今日はダメだね」と言って再び睡眠。よっしゃ!ここは一つビックリするような写真をと意気込んだのですが、やっぱり自然相手では条件が良くないとどうしようもありませんね(^_^;

日の出直前は空の色がなんとも言えないグラデーションに染まり、山頂の雪が赤く染まるのがとても美しい。シャッターを切るのを思わず忘れてしまう程でした。

日の出の富士。この日は雲一つない天候で月が出ていたので縦位置で撮影。山頂の上にあるのはゴミじゃなくって、鳥。

 

太陽がすっかり顔を出した8時過ぎ、三国峠に移動。すすきで有名な場所ですが、2月ではすっかり枯れたすすきでした。枯れ木の良いのが斜面の途中にあったのでそれと組み合わせて撮影。斜面のすすきが結構滑るので三脚を杖代わりにしました。撮影後に駐車場でお湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりで朝食。これがまたウマイ(^_^)カップラーメンはスチロール製でなく紙製の容器のものです。環境ホルモンがスチロール容器から出る可能性があることがわかって、紙製のカップ麺も増えて来ましたね。

 

三国峠より望む富士。右手は山中湖

二十曲り峠から撮影。2年かかっちゃいましたネここを見つけるのに。のんびりと気球が飛んでいます。

 

二十曲り峠は、97年の秋にK君と一緒に富士山の撮影に来た時にどうしても捜せなかった峠です。カーナビには登録されていなくて、結局諦めた所です。今回は、日本カメラ1月号に富士山撮影ポイントの特集記事がありその中に地図入りで二十曲り峠も紹介されていたので再度チャレンジ!山中湖から忍野村へ向かい天狗神社から峠に行ける道があると書いてあります。ですが、またまた道に迷ってしまい山の中の狭い林道をしばらく走ったのですがそれらしき峠が全然見つかりません。結局地元のおばあちゃんに道を聞いてようやく2年越しで二十曲り峠に着くことができました。峠に上る道はちょっと狭いのですが見晴しがとても良くてなるほど納得の撮影ポイント。午前10時頃でしたが、雲が全然ないのでむりやり木の枝と気球を組み合わせて撮影しました。気球は・・・後から出てきます。

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