ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2005年12月28日

大トラブルからの脱出 ヘッド組み立て

ヘッドのガスケットがあたる面の汚れををオイルストーンで綺麗に削ります。
オイルだけだと堅いのでCRCと混ぜて削ります。面がゆがまないように注意が必要です。

 
だいぶ綺麗になりました プロに頼むともっと綺麗に仕上げますが僕はこの辺でやめときます。

パーツクリーナー等でコンパウンドや削りかすが残っていないように洗浄

リップシールの取り付け(10ミリのボックスの先に付けてプラハンでたたいて固定)

 

 


バルブ組み立て バルブをさしてワッシャー下二枚、スプリング内&外、スプリングサポートワッシャー、の順番で載せて、
スプリングコンプレッサーでスプリングを縮める、このときヘッド面を傷つけないように注意、
スプリングが縮んだところへコッターをピンセットで入れる、少しずつスプリングをのばしてゆくとコッターが所定に位置にはまりスプリングが固定されます。
スプリングの頭をプラハンでたたいてすわりを良くさせて終わり。
これを16カ所やります。数は多いけれどほいほいほいと進みます。

 

 
コッターピンは上の写真のような仕組みで止まっています。

手元にあるシムをすべてマイクロメータで実測

 
メード・イン・チャイナのマイクロメータが活躍します。

タペットをスプリングの頭にかぶせる

 

摩耗の少ない新しいバルブのところに薄めのシムを選びとりあえずなるべく均等にシムを並べる。もちろん何処にどの厚みのシムを載せたかを記録しておく
カムシャフトを載せて、カムシャフト・キャップをかぶせ、オイルパイプも載せて組み立てる(エンジンオイルをさしていく)

 
一旦組んだらシム調整
各タペットのすき間をシックネスゲージで計り記録
規定のすき間になるようにシムパズル(結構大変)
シムロック工具を使っても良いけれどめんどくさいのでもう一度カムシャフトを外してパズルで選んだシムを指定の位置に載せる
カムシャフトを今一度組み立て
もう一度規定値をクリアしているかどうかシックネスゲージですき間を計る


プラグを取り付け各燃焼室にホワイトガソリンを注ぎ吸気、排気マニホールドから漏れがないかチェック
問題なければこれでヘッドは完成(走行して今一度シム調整の必要有り)

 
ヘッド完成

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