ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2004年9月19日

リフレッシュ作戦開始 4日目

4日目はウォーターポンプ交換とタイベル張りです。

最初にクーラントを抜きます。
ラジエターのしたにドレンがあります。プラスチック製です。
写真は抜いたあと撮りました。

ここで抜いてもエンジン内に残っているんだよね。

ウォーターポンプのサイドのボルト一本はカバーと共締めになっています。
ウオポン外したら案の定クーラントジャバジャバ出てきました。
乾いたウエスでごしごし拭き取りました。
想像していたよりガスケットの固着はたいしたこと無かったです。
カッターで簡単に削り取れました。
念のため液状ガスケットも使いました。

 

新旧ウォーターポンプです。

プーリー取り付け部の左下のボルト穴の小さな出っ張りはバランスシャフトの位置指定マークです。
ボルトの長さが皆違います。

古いウォーターポンプ、特にガタもなくまだまだ使えそうです。
ポンプガラガラいっている人に差し上げます。

ウォーターポンプを取り付けていよいよベルト張りです。
旧ベルトのマークを新ベルトにコピーしておいたので全く同じ位置にはめます。
カムプーリーロックツールというのもあるのですが、クリップで十分です。
テンショナーは軽く留めておきます。
Vベルト張るよりよっぽど簡単です。

クランク側もはめてテンションツールでテンションを決めます。
このSSTもLTOCメンバーの嶋田氏よりお借りしました。
テンションツールの取り付け部の角度を上部メジャー部分が加重後、水平になるように調整しておきます。
マニュアル通りに10センチのところにおもりを固定します。
この状態でテンショナーのボルトを規定トルク4.4キロで締め付けます。
手でベルトを触ってみるときつくなく緩くなくといういい感じです。

 

次はバランスシャフトベルトです。こちらもタイベルと同じ
コピーしたマークどおりにはめていきます。
同じテンションツールで取り付け部を替えて、おもりはもっと先の20センチだったかな?のところに固定します。
こちらもテンションかけながらトルクレンチで規定どおりの数値で締め付けます。

 

張り終えたところです。

ここでクランクを回してみます。ベルトに付けたマークがずれるので一瞬どきっとしましたが
冷静に考えれば当然です。クランクのマークとカムスプロケットが4番上死点まで回して
ぴったり一致すればいいのです。これでバルタイドンぴしゃ!のはず、、、、

このあとはカバー類をどんどん組み立てて、残り三本のベルトも交換して張ります。
コンプレッサーベルトが一番大変でした。
指挟むと痛いよう。

今日はここまで!

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