ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2004年9月16日

リフレッシュ作戦開始 1日目

リフレッシュ大作戦とは
クラッチ、タイベル、足回りブッシュの交換を同時に行うものです。

天気予報も一週間ほど天気が続きそうだし、部品もそろいました。
予定していたリフレッシュ作戦の開始です。

まずはボンネットを外します。

次にバッテリーを外し、ミッション上部にあるインテーク系のパイプをどんどん外します。

クラッチマスターシリンダー(クラッチ側)を外します。スナップリング用のプライヤーが必要です。
配管はそのままです。じゃまにならないところに置いておきます。

パイプ類を外したらジャッキアップします。いつもより高く上げます。

ジャッキであげたら足回りをどんどんばらします。
今回はロアアームブッシュやボールジョイントも交換するので
とにかくバラバラにします。

いきなり最初の難所です。ハブのセンターボルト!これが取れないと全然前に進めません。
すべてのネジの中で一番強いトルクで締めてあるのがここです。

カシメてあるのでカシメをゆるめますがちゃちなドライバーとかでやると折れてしまいます。
僕はプラスの貫通ドライバーとハンマーを使いました。

カシメが浮いたらなんちゃってインパクトでとにかくガンガンたたきます。
30回ぐらい打鍵していくと少しずつゆるんできました。

次はタイロッドエンド。こちらはタイロッドエンドプーラーという専用工具を使います。
抜けないからとハンマーでボルトの先をたたいてしまうとネジ山をつぶしてしまいます。

どんどんばらしてタイヤハウスのカバーも外します。

外したナックルとディスク部分です。下部のボールジョイントはあとで交換します。

ミッションを外すためにドライブシャフトもばらします。結構硬く締まっているので六角レンチをインパクトにつけてゆるめます。

最後にロアアームも取り外します。下は外した部品たちです。
ドライブシャフトはジョイント部分にゴミが入らないようにウエスでくるんでおきます。

ロアアームをばらしてみると最初の問題発生。ここの部分のみなぜかダブルナットになっています。
二重になっているボルトの2番目のボルトは空回りして全然はずれませんでした。
マイナスドライバーを梃子にして無理矢理外しました。

外してみるとボルトはこのとおりツルピカハゲマルでした。
これはどう考えても以前の修理業者が締め付けでインパクト使ってねじ切ってしまい
ごまかすためにダブルナットにしていたと想像できます。
大事な部分なのに怖い話です。

もう一つの問題点

ロアアームについているブッシュを替える予定ですがブッシュの一番内側の金属部分がシャフトにさび付いて全然はずれません。
ゴム部分はギアプーラーを使ったりして無理矢理はがしましたが、芯の部分がどうしてもはずれません。
写真右側は新品のブッシュです。
これは後日なんとか解決しないと足回りが組めません。

今日はここまで!

翌日の作業はこちら

 


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