初仕事?


三が日も終わり、今年の塗り初めでした。

皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたか?

我が家は、娘がクリスマスにひいた風邪がなかなか完治せず、家でこじんまりとお雑煮を食べたりで過ごしたのでありました。まぁ、お正月ぐらいは家でのんびりするのもよし。娘も、さすがに窓から見える公園に人影も疎らなのを見て、なんとな〜く「寒空に出かけてもお友達はいないらしい」と悟ったのか、家でごろごろしておりました。

2日に、だいぶ娘の調子も戻って来たので、近所のお寺と神社に初詣。娘は最初いやがっていた(どうも「千と千尋の神隠し」を見て、神様が怖かったらしい……)のだけど、参拝してお守りを買ってもらった頃にはすっかり神様が好きになったようだ。それにしても、真言密教の寺でキティちゃんのお守りを売っているような時代が来るとは。いやはや、さすが21世紀、空海もびっくりだ。

続いて、戸隠神社にも参拝。初詣は、どこで何回やってもいいのだ。そういえば、若い頃は「虚礼廃止」などと嘯いて、無宗教なくせに初詣なんぞにいく人間をバカにしたりしていたものだなぁ。今でも時々、「神様なんて存在しないのに」といって初詣する人間を見下す若者をよく見かける。神様が存在しなければ、宗教儀式の価値などないと錯覚していた。だが、「神様がどこかで見ている」と思って考え行動したことの価値は、よしんば神様が存在しなかったからといって揺るぐことはない。神を信じ、常に自分の良心に従って生きる人間と、神を否定する無頼と、その生き方の良否は、神が存在するか否かで変わるものではない。

最近は、「お天道様が見ている」という言葉をめっきり聞かなくなってしまった。太陽がただの恒星であることがわかったから、お天道様は存在しなくなってしまったのか。存在しなくとも、お天道様が見ていると思って行動することの善し悪しは何も変わらないのに。娘には、せめて「神様を信じなくてもいいから、神様が見ていることを考えて行動するのは決して悪いことではないんだ」ということぐらいは教えておきたいものだ。

さて、今日は週末。正月気分も抜け、ぼちぼちと普段の暮らしに戻りつつある。今日は組み立て式のゴミ箱(木製で、家の外に置くやつ)が届いたので、組み立てる。「これ、インウッド(木材保護塗料)塗った方がいいかな」「でも組み立てた後でいいんでない?」などとやり取りをしているうち、ふと気がつけば組み立てをしていたウッドデッキに、ぬりぬりの練習もかねてインウッドを塗ってみることになった。

とりあえず、妻と交代で手すりの3分の1ぐらいまで塗ってみる。ランタサルミは、ウッドデッキ関係はこのインウッドという保護塗料を使っているのだけど、これがさらさらしていてまるで色水でも塗っているみたい。意外にすいすいと塗れてしまった。まぁ、そんなに頻繁に塗る必要はないのだろうけど、この先、長いおつきあいになる我が家なのだから、今の内からメンテナンスの練習ぐらいはしておいても損はあるまい。

それにしても。メンテナンスをするとなると、うちのウッドデッキは「広い……」とつくづく思うのだった。こんなにいらなかったかも。でも広いと気持ちいいんだよなぁ。ま、少しずつ塗っていけばなんとかなるさ。(このとき、まだウッドデッキが終わった先に、玄関のウッドデッキが待っていることまでは想像していなかったのであった)



しゃがみ込んで、手すり一本一本を塗っていく。
もっとシンプルな手すりにすれば良かった……。

公開日: 土 - 1月 5, 2008 at 04:24 午後        


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