夜のお楽しみ


ライトアップではないけれど、夜に浮かび上がる姿もまたすてき。

夜ともなれば、やらねばならぬ大切な仕事がある。それは……山のようなゴミ袋を収集所まで運ぶ作業だ。段ボールを開けるほどに、でるわでるわ、よくまぁここまで溜め込んだものだと半ば感心し半ば呆れるぐらいのゴミの山。まいったね。ひょっとして引っ越し荷物の3割は、ただのゴミだったんじゃないか? いや、マジで。

そうしてゴミ収集所までの往復を終えて戻って来て、外から我が家を眺めると、なんというかほっとする。このあたりは古くからの住宅街で、ほとんどの家は雨戸を閉めて闇の帳の中、眠りについている。そんな中、ひときわ明るい光を窓という窓から放っているのが、我が家だ。

我が家には、蛍光灯が一つもない。すべて白熱灯だ。そのせいか、漏れてくる光は実になんともいえず暖かい(ここで「真夏はどうなるか」などと無粋な問いを投げかけないで欲しい)。なんというか、住宅街の中にここだけどこかの別荘かなにかがあるような、そんな錯覚に陥る。夜の闇の中でさえ、ログハウスは美しい。


通りから眺めた、我が家。
リビングから漏れる明かりが暖かい。
(ちなみに、まだカーテンはない。内部、丸見え)


ウッドデッキからリビングを覗いてみる。
ふむふむ。階段とピアノがいい絵を作っているなぁ。


ダイニングには、吹き抜けから2階の明かりが漏れ落ちていた。

公開日: 火 - 11月 13, 2007 at 10:58 午後        


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