ミシュラン・市原? 〜パスタ編〜


市原でパスタといえば、オスティアで決まりです。美味礼讃。オスティア万歳。

パスタ屋さんは、なかなか激戦区だ。けっこうあちこちにイタリアンのお店ってあるんだよね。だから、正直いえば、まだまだ情報不足。行ってない店がかなりある。が! 更に正直にいえば、「もう、別にあちこち回らなくていいかなあ」という気分になっているのも確かなのだ。

その理由。それは「オスティア以上の店なんて、そうそうあるわけないから」だ。もう、ほぼ完璧な店を見つけてしまった。これよりおいしいというのは、もちろんあるだろうけど、この市原の田舎でそんな名店が2店あるいはそれ以上もあるとは想像しにくい。だから、つい新しい店を開拓するのが億劫になってしまうのだね。

というわけで、まだ行ってない店、たくさんあります。もし「ここはすごいぞ!」という店がありましたら、ぜひ知らせて下さい。行ってみますので。でも……多分、オスティアを超える店なんてないだろうなぁ。


☆☆☆ タベルネッタ・オスティア
千葉県市原市東国分寺台3-10-20

国分寺台のはずれにあるお店。Perfectlly Perfect。すべてにおいて完璧。前菜、スープ、パスタ、ピザ、デザート、何一つとして手を抜いたものはなし。食材の多くは自家製で、単に調理だけこだわっているのでなく素材から丹念に作り出していることがわかる。またデザート1つにしても、アイスクリームにうっすらとかける蜂蜜の種類まで計算して考え抜かれている。味・素材の選び方・量までが絶妙のバランスの上に成り立っている。これほどまでに繊細な料理を出してくれるところなどどれほどあるだろうか。

なにより、「全く同じ素材、同じ調理設備で、作り方を教えてもらって全く同じように作っても、この味は作れない」と思わせるほどの完璧なプロの味を味わえるのだ。他の店は、オスティアに比べると「素人臭さ」が漂う。材料が揃って作り方がわかれば、がんばれば自分の家でも作れるだろうという感じがする。が、オスティアだけは無理だ。やろうとしたら、気の遠くなるような研究の時間が必要になるだろう。プロというのは、こういうものをいうのだ。

ただ「おいし〜、以上」ぐらいしか食べるものに対して感じない人なら、どこのパスタ屋も同じかも知れない。だが、「この味は、どうやって作ったのだろう。これは何が入っているのだろう」とつい考えてしまう人なら、この店と他との違いは必ずわかるはずだ。およそ千葉県下にあるすべてのイタリアンの店を凡百の彼方へと追いやってしまった、それがオスティアなのだ。


☆☆★ ラ・マッシリア
市原市松ケ島1丁目13−1

住宅街の隠れ家的存在。落ち着いた店構え、なんとも雰囲気のある店内。これは、かなり本格的なものを食べさせてくれるぞ、という期待で胸が高鳴る。実際、出てくる料理の質は実に高い。前菜はたっぷりと量があり、それだけで一品となりそうなくらい。メインのパスタもすばらしい味。

が……。「地獄のドルチェ」には皆さんご注意を。いや、まずくはないんだ、多分(そうだ、そのはずだ。きっとおいしいんだ。これは何かの間違いなんだ)。が、あまりに甘すぎる! 妻が、「体中の毛穴という毛穴から出てくる」といったくらいに、甘い。甘いものが大好きな人には天国だろう。が、そうでない人は死にます。


★ いたり庵
市原市北国分寺台5-6-3

ヤンキーの巣窟。不味すぎ。行く価値なし。


☆★ GINA
市原市北国分寺台181

びみょ〜〜〜なお店。通りに面して明るい店内、チョークアートなどすてきな演出、友達とゆっくりくつろぎたいならこれほど便利なお店はないだろう。が、はっきりいおう、「別にうまくはない」と。メニューを見るとどれもそれぞれおいしそうに見えるのだけど、味はまぁ、ふつー。よくも悪くも、ふつー。まぁ、ファミレスにいって金をどぶに捨てるよりは、GINAのほうがいいかな。

☆☆ キャトル
市原市山田橋2-1-2

国分寺台でもけっこうはずれのほうにある、まぁ見た感じは「田舎の喫茶店」というようなところ。が、味は意外においしい。GINAやいたり庵などよりは割と好みであります。オスティアが休みのときは、「じゃあ、キャトルにする?」ということになるのでした。

ただ、まぁあんまりおしゃれな雰囲気じゃないんで、おすすめしにくいのだよね。もうちょっと改装するなりしてきれいになるといいんだけどな……。

公開日: 火 - 12月 18, 2007 at 11:20 午前        


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