純白の花


マートルの花が見頃を迎えました。


ちょっと写りが悪いけど、真っ白いマートルの花です。


隣家との境の生け垣にと思って植えたマートルに真っ白い花が開き始めた。しばらく前から無数の花芽が出ていたのだけどそれがようやく開き始めたというところ。日本名を「銀梅花(ぎんばいか)」というそうで、梅の花にそっくりな形だ。

マートルの花言葉は「愛・愛のささやき」だそうです。処女性の象徴とされる木だそうで、古くはギリシャ神話の中にも登場する。女神ヴィーナスに仕えていたマートルという乙女が自分の純潔を守るために姿を変えた、といわれる。他にもマートルにまつわる神話はいくつもあるようで、それだけ古くから人々に愛されて来たのだろうね。花を愛でるだけでなく、葉は肉料理の香り付けなどに使われ、実も挽いてスパイスとして利用される。枝は月桂樹と同じようにリースに使われるし、搾った油は香油としてアロマテラピーで使われたりする。まったく捨てるところがない、まさに人様に仕えるために生まれたような木だ。

この他、未容柳(びようやなぎ)にも小さく可憐な黄色い花が一つ咲いた。こいつはまだまだ貧弱で「このまま枯れるんじゃないか?」と思ったぐらいなのだけど、なんとか葉をつけ、花までつけてくれた。たいした生命力だ。それから玄関前のポスト周辺に巻いておいた野草の種が、ふと気づけば生い茂り、白やピンクや青の愛らしい花をつけ始めている。たくさんの種類が混じっているのでどれが何の花かわからないのだけど、こういう名もない野の花といったものもまた趣きがあっていい。また、ちょっと元気がなかったカラミントが最近になって猛烈な勢いで繁殖し始めた。今日、お昼のヨーグルトにちょっと彩りに葉っぱを使ってみたのだけど、ミントなのにバジルの味がする。・・そういうもんなのか?

唯一問題が発生しているのが、家に最初から植えられていたハナミズキで、葉も幹も真っ黒くなって来ている。何か病気になっているようなのだけど、庭を頼んだ造園業者に見に来てもらうよう電話してあるのだがそれから音沙汰がない。「何かあればいつでも電話して下さい」といったのは社交辞令だったのか? 家を買ったときに既に植えられていたものなんだけど、枯らしてしまうのはちょっとかわいそうだ。なんとかなるといいんだけどな。

公開日: 月 - 6月 21, 2004 at 01:44 午後        


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