収穫、間近?


ジューンベリーの実がちょっとずつ色づいてきた。収穫するのは、人か、鳥か??




春になってから、日々、スギナとの壮絶な戦いが続いております。朝起きたら庭をぐるっとチェックして、新たに生えたスギナを十数本引っこ抜く、というのが日課となってしまった。この辺りは山を切り崩して造成した住宅街で、すぐ近くにまだ山が残っているせいか、ほんっとにスギナが多い。他の雑草は、まあ多少大きくなってもすぐに引っこ抜けるけど、スギナだけは早めに対処しないとダメだからねえ。

庭がほぼ完成してから2ヶ月ほど。少しずつ草花も生長して庭らしくなりつつある感じであります。クリスマスローズは既にかなり葉を茂らせてきたし、最近になってメドーセージがぐぐっと伸びてきた。「お前は既に死んでるだろ」と思われた紫陽花もようやく葉が出てきて「まだまだ生きてます」と主張しております。

春の花の時期がほぼ終わったところで、ぼちぼち収穫のときを迎えるものも出てきた。イチゴはいくつか青い実がついて、現在、次第にふくれつつあるところ。ワイルドストロベリーも若干遅れて花をつけ、これはもう少しすれば実になってくるかな。——そして、一番の楽しみだったのが、ジューンベリーであります。小さな緑色の実がところどころついていたんだけど、ふと見ると次第に赤く色づいたものが出始めた。なかなかいい感じであります。後は、どうやって鳥についばまれる前に収穫するか、だな。

まあ、イチゴはとれてもせいぜい7〜8個程度だろうし、ジューンベリーもジャムを作るほど多量にとれるわけじゃないと思う。けれど、なんとなく楽しくなるから不思議だ。なにしろ、我が家の初めての「庭からの恵み」なんだから。イチゴは、ちゃんと赤く熟れたものを嫁と娘が一つずつ味見できれば今年は良しとしよう。ジューンベリーは、鳥たちに大半はあげてもいいだろう。味見をしに鳥たちがやってくれば、庭も少しはにぎやかになる。

近くでは、ミカンなどのかなり立派な木があるお宅もあるんだけど、なぜか実を収穫しない。そのまま落ちて腐らせてしまっている。うちのお隣では昨年、トマトを作っていたんだけど、なぜだか実ができても収穫せず、そのまま捨ててしまった。・・なぜなんだろう、せっかく自分の家で穫れた小さな自然の恵みなのに。もったいないな。「自分のなんだからどうしようと自分の自由」という感じなんだろうか。まるで「この実は自分が作った」とでも思ってるんだろうか。あなたが作ったわけじゃないのに。

たとえイチゴ一粒でも、こいつらが我が家の庭から作り出したものだ。すっぱかろうが味がなかろうが、大切にいただくことにしよう。さぁ、収穫まであと少しだ。がんばれ〜!

公開日: 火 - 5月 18, 2004 at 02:04 午後        


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