2階の本棚、完成!


今日から2人体制で、細かな作り込みが進められるのだ。

今日からは、内部の細かな造作と、ウッドデッキらしい、ということでもちろん出かけてきましたよ、現場へ。午前中に行ってみると、さっそく2階のロフトの本棚が制作されつつありました。これは、夕方いってみたところ、ほぼ完成。固定棚だと思っていたけれど、高さの変えられるタイプになっていて、これはけっこう重宝しそうだ。

日曜日に、洗面と玄関のタイル張りもほぼ完成していたし、こちらが持ち込んだタオル掛けも長さを調整してきれいにつけられていた。また、長年の懸案だったリビングの照明位置も、飾りを模した板を目隠しのようにして位置を左右に広げることが決定。そして、「狭くてこんなんじゃ洗濯機入らないじゃないのよ!」と妻を激怒させた洗濯機置き場も、洗濯機を買い替えることでなんとか折り合いがつきました。はぁ……予想外の出費だ……。

結局、ウッドデッキは明日材料が届くことが判明。工務店の社長のアイデアで、ちょっときざみをいれたきれいなデザインになるとのことなので、明日からのお楽しみとしよう。他、合間を縫って役所にローンの契約に必要な書類を取りにいったり、銀行に口座を開きにいったりとなかなか多忙な一日でありました。

ただし、楽しいことばかりではない。不快なこともあった。大多喜ガスがキッチンの確認にやって来たのだけど、業務用のガスコンロが入っているのを見て、「え〜、こんなもん入れちゃ、許可がおりねーよ」みたいなことをほざいていたそうだ(妻・談)。結局、業務用のものを個人宅につけた経験がなかったらしくて、戻って調べてみるということだった。一言いいたい。

「わからないんなら、わからないと正直にいえ。
偉っそーに文句たれてんじゃねーよっ!」

家を建てることになって、それこそ何十人という人間と話をして来た。ハウスメーカーの営業さん、住宅展示場の人、キッチンの展示場のお姉さん、またメールや電話での問い合わせも数限りなく経験した。それで、つくづくと思うのだ。

この住宅建築という分野の人の多くは、なぜこんなにも不勉強なのだろうか。

素人であるこっちが、図書館で本をあさり、インターネットで調べた程度のことを、なぜ大半の「この業界の専門家」たちは知らないのだ? こっちがどんなことをいってもすべてきっちり理解ししっかりとした返答を返してくれたのは、ドンナハウスの営業さんと木下工務店の石田さんぐらいなものだった。何を言っても「素人がなんかいってるよ。こっちはプロなんだから黙って任せりゃいいんだ」的な考え方をしている人がなんと多いことか。

本当にプロなら、それでもいい。大工のSさんや、今日もやってきて黙って珪藻土の壁を筋一つ残さずにきれいに仕上げていった左官屋のおっちゃんのように「黙って態度で示す」なら、それはそれで立派なことだ。が、大半の人間は、ろくな知識もないくせに「プロ」という態度と顔つきを振り回している人間ばかりだった。「素人さんは何も知らない」と思っている人間の最新知識がほぼ3年前でとまっていることぐらい、自分の家のためにひたすら調べているこちとら素人にはまるっとお見通しなんだぞ。

なんで、自分の仕事のための勉強をしようとしないのだ? こちとらライター兼プログラマという仕事柄かも知れないが、どんなぼんくらの3流プログラマでさえ、AJAXだのWeb 2.0だのを知らないということはまずあり得ないだろう。ともかく新しい情報に追いついていかなければ、飯が食えないのだから。が、住宅建築の世界では、10年前ぐらいの常識を未だに滔々と述べて平然としている人間がごまんといるのだ。

頼むよ、もっと勉強してくれよ。あんたたちにとっちゃ、ただの仕事の一つだろうが、こちとら、この家に我が家の一生がかかってるんだ!



2階のロフトの本棚。これは制作途中のところ。
2メートル以上の幅があり、けっこうな収納力がある。


これが、ほぼ完成したところ。
とりあえず、娘の絵本とドールハウス関係がどどっと置かれる予定。


タイルが貼られ、洗面ボールを置いた洗面台。
なんとかいうイタリア製のけっこうなお値段の洗面ボールなのだ。


バスタオルハンガー。
これは施主支給のものをパイプの長さを調整してつけてもらった。


ほぼ仕上がった、2階寝室の珪藻土の壁。
まるで、卵の殻の表面のようにすべすべで、しかも
わずかな歪みさえない、見ていてため息の出るような美しい仕事。
ちなみに、終わった後、養生のシートまできれいにたたみ、
箒で細かなところまで掃除をして帰っていった。
うーん、立つ鳥、後を濁さず、か。
プロってのは、こういうことをいうんだよなぁ。

公開日: 月 - 10月 22, 2007 at 07:28 午後        


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