新居の一日


今日は、一日中、新居で過ごしたのでした。

昨日で大工のSさんは終わりで、別の人が月曜からくるということなので「じゃあ、週末はなし? それなら、一日中じっくり見られるじゃない?」というわけで、午前中からいってみると……予想に反して、ぎょうさんな工事車両とぎょうさんな鳶のおじちゃんたち。そう、外溝工事が入っていたのでした。

おじちゃんたちのおかげで、今日で駐車スペースのコンクリ部分もほぼ完成。いや、ご苦労さんでした。続いて、我々が中に入ってあれこれやっていると、今度は水道屋さんがやってきてまたあれこれとやっていった。が——。

この水道屋さん、どうもアレだ。外につける水栓がはやく欲しいというのですぐに買いにいって持ってくると、「あ〜、これ、外溝屋さんがやる仕事だよね〜。こっちは水道屋だからね〜」と、暗に「施主が無理なもの買ってくるから受けられない」的な態度をするし(近くのホームセンターで普通に売ってるものがなんで取り付け出来ないんだ?)、キッチンを見れば「外国製のものって、やったことないからわかんないんだよね〜」などと平気でいう。なんなんだこの人は?

笑顔で応対しながらも眉間が引きつって来たところで、とりあえずお昼を買いに出る。戻ってみると水道屋はいなかったので、2階のロフトで親子でお昼を食べる。う〜ん、なかなか気持ちがいい。だいぶマイナスにぶれていた気持ちが回復して来たぞ。

娘はまだ遊び足りない(こっちが家の中をチェックしている間、近くの公園でお友達と遊んでいたのだ)というし、妻も「今日は大工さんも来ないし一日中ここにいたいわぁ」光線を投げかけてくる。でも、仕事がね……。今日は次に出す本のゲラを読まないといけないんだよ〜。すると妻が、

「だったら、ここで仕事すればいいんじゃない?」

……考えてみると、ゲラ読みなんてのはゲラと赤ペンと付箋さえあればできるわけで、確かにここでもできないこたぁない。急遽、車で自宅に取って返し、ゲラと妻の暇つぶし用の本を持って引き返す。そして、午後は完成間近の新居のロフトで仕事と相成ったわけでした。(当然、娘はすぐさま公園へレッツゴー!)

まだ転居は少し先だけど、「この家に暮らしたら、こんな日々が続くんだなぁ」と思えるような、なんとも気持ちのよい一日でありました。何時間も過ごして感じたのだけど、ログハウスは、眠くなる(笑)。なんともいえず心地が良くて、ついうとうとしてしまうのだね。これは、仕事には向かない家かも知れないな。

夕方、小さなお客さんがやってくる。娘のお友達のお兄ちゃん(小学1年生ぐらい?)が、興味深そうに中をのぞいていたので「中、見てみる?」というと、即座にあがってくる。そして、始終駆け足で家の中のあちこちを走り回るのでした。いや、子供ってのはいつも駆け足なんだねえ。考えてみると、この家の最初のお客さんだな。

ログハウスは、気持ちがいいから子供のたまり場になるよ、と工務店の社長がいっていたけど、なんとなく納得しましたです、はい。



外溝屋さんが6人掛かりで駐車スペースと道路との境のコンクリを
流している。いや、なかなか大変だわこれは。


ほぼコンクリが敷き終えた状態。
5日ほどもすれば、車を止められるようになるとのこと。


陽がさんさんと差し込む2階のロフトで、ゲラ読み。
たまに窓から向かいの公園を眺め、娘の様子を伺うのもまた楽し。

公開日: 土 - 10月 20, 2007 at 06:58 午後        


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