見えぬものでもあるんだよ


家の一番大切なところは、見えないところにある。

外側がほぼあがり、内部の工事に入ってから、作業は遅々として進まない。先週の後半から、なんと1週間も職人さんたちはやってこない。あまりといえばあまりなので、週の頭に担当さんに電話したところ。

「今日は大安なんで、他の現場での上棟にいってるんじゃ・・・」

1週間も、毎日毎日上棟式やるほどおたくは家建てとるんかい!
こちとら、ランタサルミのサイトで確認して、千葉県であんたの会社が現在建築中なログハウスは2つしかないことぐらい知ってるんだぞ。それともなにかい、もう1つの現場では、7回も上棟式をやるのか?

が、まぁ週の後半になってようやく職人さんが戻ってきた。そして、ちんたらと2階の断熱材の仕上げなどをやり始めた。——おっとまずい。壁が出来る前に、断熱材の状態を全部チェックしておかねば。

家の中でもっとも重要な部分というのは、目に見えない部分だ。基礎、構造材、そして断熱材。我が家の場合、基礎はそれなりにしっかり作ってある。そして構造材は、基本的にすべて丸見えだ。なにしろ、壁=木、なわけだからね。

ただし、ツーバイフォーのように構造材と断熱材とでできている部分もある。2階の妻壁部分と、そして屋根だ。これは、ログではなく、普通の家と同じ構造になっている。だから、しっかりとチェックしておく必要がある。

普通の家では、どんなにのろのろ仕事をしているところでも、断熱材の作業は瞬時に終えるらしい。あっという間に終わって、施主が気がついたときには既に壁の中、ということが大半のようだ。それだけ、「壁の内側は、絶対に施主に見られたくない」らしい。

が、うちの場合は、能天気な営業さんに代表されるように、実に能天気な人たちがやっているらしい。断熱材丸出しの状態で何日も放ってある。おかげでずいぶんとしっかりチェックできた。細かいところで「こことここがスカスカなんだけど」と営業に電話し、「え〜と、最後にあまったやつとかでちゃんと埋めますから」と頼りない保証もしてもらった。

皆さん、家を建てるときだけは、なんとしても「壁の内側がどうなっているか」だけは確認しましょうね。


これが断熱材を入れた状態の屋根部分。
けっこう荒っぽくつめてある気がする。
ちょっとでも抜けているところがないかチェック!

公開日: 木 - 9月 13, 2007 at 09:55 午前        


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