重箱の隅


家の建築にもっとも重要なのは、重箱の隅なのだ。

あまり目に見えて作業が進んでいないので、暇を見て細かい部分を写真に撮っておくことにした。完成したら目には見えなくなってしまうだろう部分だ。こうやって証拠として残しておくことで、将来、何か問題が発生したら「ほら! こうなってましたよ!」と突きつけることができるわけやね。

こういう大工作業というのは、「全てが完璧」ということはないのだろうと思う。たとえば釘うちにしても、すべての釘が1ミリの狂いもなくきれいに等間隔で並んでいることはない。といって、ばらばらだったり木に噛んでいない状態だったりするとそれは「手抜き」になる。多少のばらつきはあってもすべて誤差の範囲内といえる状態できれいに仕上がっている、そのレベルに達しているかということが肝心なのだろうと思う。だから、多少のずれがあっても、それは「重箱の隅」なのか、「重箱のおかず」ぐらいになってるものなのか、見極めないといけないんだよねきっと。

そうした点というのは、実際に家が出来てしまうと見えなくなってわからなくなってしまう。だから、作っている最中に確認しておかないといけないのだよね。見たところ、まぁ明らかに「釘が打ってない!」とか「ここ、できてない!」といった部分はなかったので一安心。ただ、何カ所か「ちょっとラフじゃないの?」という部分があった。まぁ、許容範囲なのだろうと思うが、自分の家で、ここにこれから住むんだと思ってみると、ちょっと何とかして欲しいなぁ・・・。


電気工事の配線部分。けっこう、穴あけは雑だ。
もうちょっときれいにあけられないのかね。


天井の配線。こちらは、まぁきれいにできてる感じ。


ログ壁から屋根の垂木を接合している部分。専用金具できちんと
止めてある。さすがにこれは手抜きされちゃたまらんからね。


2階、シェッドドーマー部分。ここから屋根の垂木がつなげてある。
こうしてみると、ドーマーが入ると屋根はかなり強度が弱くなる
ことが実感としてわかる。こんなもんで本当に大丈夫なのかなぁ。


窓の隙間を埋める充填材。発泡ウレタン系だろうか。
フロン使用のものか、ちょっと気になる。

公開日: 月 - 9月 3, 2007 at 03:10 午後        


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