口で言ってわからないなら、体でわからせてやる


・・・そうして私は妻と子を無理矢理・・・。

別に家庭内暴力ではありません。ほんとほんと。

要するに、いくら写真を見ても、どうしても「空間」というやつは理解できないのだよね。設計図と照らし合わせて「ここは○○メートル○○センチ」と理解しても、写真を眺めるとどうしてもそれが信じられない。「そんなにあったか?」と思ってしまう。しまいには「大工の野郎、ログ材一本ぐらいちょろまかしたんじゃないだろうな?」とか考えたりする。

そこで、現場もぼちぼちお盆休みということで今日ものんびりムードだったので、いやがる妻子を無理矢理2階へとのぼらせて、写真を撮りまくったのでありました。人間が立った状態で写真を撮らないと、大きさがまったくわからないんだよね。

今日も絶好調の暑さだったけれど、現場のあたりは緑がちょこちょこあたりにあるせいかちょっとだけ風が涼しい。そして閉め切ったログの1階は、やっぱりひんやりしていた。どうやら気のせいなんかじゃなかったらしい。よしよし、そう思って2階に上ると……案の定、暑い……。2階は、やっぱり早いとこ断熱材を入れてもらうしかないなぁ。

というわけで、2人を立たせた状態であちこち写真を撮りまくったのでした。だいぶ大きさの感覚がつかめてきたぞ。


2階の吹き抜け部分。奥にあるダイニング上の吹き抜け前に2人を立たせてみた。
思ったより狭っくるしくないでしょ?
ダイニング上の吹き抜け部分の三角形の頂点は2メートル以上ある。
他人には知られない、秘密のプライベート・吹き抜けなのだ。


寝室から娘の個室を望む。やっぱり高さがあるので、けっこう広く感じる。
左側に見える窓の手前あたりに壁がつく予定。


これは、寝室から奥の書斎スペースを望んだところ。中途半端に出ている壁の
ところに実際にはちゃんとした壁ができ、その奥が書斎となるのだ。


リビング上のあたりに位置する空間。
2つある三角のフィクス窓の中心より左側がロフト、右側は吹き抜けになる。

人間が写っているとだいぶ大きさの検討がつくようになるんだよね。まぁ、写真(特に広角のもの)はやや像が歪んで手前ほど大きく奥ほど小さくなり、大きさの感覚が極端に表現される。だから、これでもやっぱり実際の空間とは違った感じになっていると思う。ただ、比較が出来るから、「人間がこの大きさだからこの家具はここに置けそうだ」なんて見当がつけられる。

ちなみに、妻の身長は女性の平均よりやや上、165センチ弱ぐらいある。少なくとも極端に小さいということはない。そう考えると、やっぱり2階の高さはかなりあるな。なにしろ、3メートル67センチだもんね!!!(←まだいうか)

公開日: 土 - 8月 11, 2007 at 01:19 午後        


©