ジェリコの壁
この壁は、決して崩れないジェリコのログ壁よ!
遂に、ログ壁完成。隣家の平屋の屋根より高いログ壁が、なかなかの迫力で迫ってくる。・・・いや、道路側に家をつけすぎたからなんだけどね。しかし、3日ほどしとしとと雨に降られたとはいえ、かなり短期間にログ組みが終わったのでありました。
組み上がったログと、浮かれている施主。組み上がったログの中に入り、各部屋の様子を確認していく。・・・これは実際に建ててみてわかったんだけど、家の広さってのは、更地だったときが一番狭く感じるものなんだね。地面にロープを張った状態を眺め、「え〜、こんな狭いの?」とため息をついたものだ。それが、基礎が立ち上がり、ログ壁ができるにつれ、次第にそれぞれの部屋が「思ったより広い」ことがわかってくる。リビングは設計上15帖あるはずなんだけど、最初は「6畳間?」とさえ思ったものだ。それが、壁で各部屋がしきられてくると、なるほど確かに15帖あることがわかってくる。人間の感覚ってのは不思議なもんだ。そして、中に入ってそこから外を眺めてみるに、この家が予想した以上に床高であることも再確認できた。リビングに立って隣家を見ると、目の前に隣家の屋根が見える・・・ぐらいの感じになる。うちはリビングが半分抜き抜けなので、2階のはめ殺しの窓から空が1階まで入ってくる。いい。これはいい。さんざん「腐れログハウスめがっ!」と悪態をついていた妻も、さすがにこの堂々たるログ壁を見ると、まんざらでもないようだ。——こうして、我が夫婦の危機は、梅雨と共に去ったのであった。
公開日: 金 - 7月 20, 2007 at 01:53 午後