そうだ、家を建てよう!(2)


というわけで、ログハウスのメーカーを調べていたりするのでした。

そんなわけで、「ログハウスを建てようか?」などという、真っ当な社会人ならばあり得ない選択をしようとしている我が家なのだが、まだまだ考えるべきことは山ほどある。

一口にログハウスと言っても、いろいろある。基本は「北欧住宅」だね、ということで、現在、以下の3社が候補に挙がっている。

・HONKA(ホンカ)——フィンランド(だったよな確か)の最大手メーカー。なにより、デザインセンスがすばらしい。ただ、ちょっと高めな印象がある。

・TALO(タロ)——やや、やぼったいセンスを感じるんだけど、住みやすく値段も手頃。一番、妥当な線という感じがする。

・Big Foot(ビッグフット)——かなり面白い家を造りそう。楽しさでは一番だが、正直、不安もある会社。

実は、数日前まではBig Footの「ノンセトリング」というやつがかなり気に入っていたのだ。「セトリング」というのはログハウス特有のもので、積み上げた木が重みで収縮して下がってくることを言う。これは通常、2〜3年ほどで数センチぐらいになるようで、そのためにドアや窓も上に空間を作って挟み込むようにしてはめ込んだり、いろいろ考えないといけない。またセトリングにより、施工が悪いとドアや窓がしまらなくなったりする可能性もある。

ノンセトリングは、ボルトで木を1つ1つ固定することでセトリングをなくしたという画期的な工法だ。これは現在、Big Footだけしかやっていない。セトリングがないから窓やドアも簡単な構造になるし、かなり間取りの自由度も高くなる。これはいい!と思ったわけだ。——が、考えてみると、これは「本来、そうあるべきが自然なものを人工的に無理矢理なくした」ものなわけで、ずっと住み続けた場合、どこかに無理が出る気がする(実際、そういう例があるらしい)。また、これは「多少面倒くさくても楽しく自然に」という我が家の方針にも反する。

そんなわけで、現在は、「HONKA」がもっとも有力候補になっている。ここはとにかくデザインが秀逸で、パンフを眺めているだけでほれぼれする。ただ、TALOなどとほぼ同じクラスのものを比べると、「居住スペースが多少少なくて割高」な感じなのだ。

が、先日、HONKAの営業さんと話をしているうちに、実は検討次第によってはカタログより多少は安くできそうなことがわかってきた。多少といっても、家だからね。百万二百万と違えばかなり変わってくる。また、HONKAが多少割高なのは、床や建具(窓やドア)が他とはかなり違う仕様になているためであることもわかってきた。確かに、あらためて写真などを見比べてみると、HONKAのほうが明らかにグレードが上だ。

値段的に多少なりとも安くできそうならば、一番信頼できそうでしかもデザインが秀逸なHONKAがいい。というあたりで現在考えているところでありました。といっても、まあ実際に建てるのはずっと先だからね。どうなることやら。(実はこのところ、ほぼ日替わりで「ここが一番!」というメーカーが変わっていたりする、気まぐれな一家でありました)

公開日: 日 - 10月 22, 2006 at 02:59 午後        


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