一夜明けたら有名になっていた
・・わけではないが(笑)、そういう気分なのだ、おほほほ。
というわけで、ビートルであります。昨夜、買い物から帰ったときにはもう真っ暗だったので、頭から駐車スペースに突っ込んだままにしておいたんだけど、朝、起きて改めて見たら、「おいおい、ピカピカじゃん」という感じ。朝日(ちゅうか昼日)を浴びて燦々と輝いている姿は、実にお隣の新車のフィットも真っ青であります。いいねぇ、この光具合。天気がいいと、回りの景色や空や雲がボディに映り込んで見えるんだよ。最近の車って、そういう輝き方をしないよねぇ。で、本日も練習を兼ねて、近くをぐるっとドライブして来た。途中でUターンして入ってこようとしている車があったんで、止まって道を譲ってあげたんだけど、その車の中の少しお年を召したご夫婦が「ぽかん」とこっちを見たまま、(道を譲られてるのに)車を発進させもせずぼ〜っと眺めていたのが実に愉快だった。(その後、慌てて走り出したんだけど、こっちを見ながら回ってたのか、ほとんどガードレールにぶつからんばかりによたよたしてたのが笑った。ダメよ、脇見運転しちゃ)昨日はどうなることかと思っていた運転も、だいぶこいつのクセがわかってきたのか、多少はマシになって来たようだ。昨日は「もう死んでも乗りたくない」という感じだった嫁も、今日は「ま、このぐらいならまた乗ってもいい」と態度を軟化させるに至ったのであった。娘も帰り道は余裕をかまして運転席のパパに後部座席からちょっかいを出そうとしたりして楽しんでおりました。どうやら「家族の車」として認めてもらえた、のかな?調子に乗って、午後、娘がお昼寝をしてる間に、嫁と二人だけでまた近所の酒屋まで買い物に出かけてみたのでした。バッハを鳴らしながら久々にデート気分。・・が、走り出した途端、エンジン音でバッハがほとんど聞こえなくなってしまったのはご愛嬌、か? 帰り道、信号待ちでギアが入らなくて焦ったり、車庫入れがうまい具合にいかなくて何度もやっているうちに近所の人間が「この音は何事? 暴走族?」と心配になって玄関口から様子をうかがってるのを目撃してしまったりと、いろいろありはしましたが、まぁ慣れればなんとかなりそうな感触がつかめてきたので良しとしよう。それにしても、だ。千葉のドライバーってのは、なんだってこんなにイライラしてる人が多いんだろう、とつくづく思う。右折するのにちょっとタイミングを逃すと途端にクラクション鳴らしたり、40キロ制限の道で50キロちょいで走っているこっちをイライラした感じで勢いよく抜いていったり。本当に千葉のドライバーは、年がら年中キレかかってる人が多い。交通事故ワースト3に常にランクインされる理由がわかった気がする。まぁ、イライラするのは我慢しよう。だが、あからさまに人に嫌がらせをするのはどういうつもりなんだろう。——帰り道に車を止めてパン屋でお昼を買っていったんだけどね。店の前に車が止まってたんだけど、その少し後ろの方には「駐車しないで」とポールを立ててあったので、その車のすぐ後ろにぴったりとつけて(なるべく駐禁ポールにかからないように)止めておいたのだ。「ま、出るときに少しバックして出せばいいや」と思ってね。 そして買い物を終わって、車を出そうとバックにギアを入れたちょうどそのタイミングで、後ろから車が来てぴったりと止まったのだ。どうやらその車は、こっちが出たらここに車を止めたいらしいのだけど、わざとこっちのすぐ後ろにぴったりと付けて(要するにバックできないようにして)、ハンドルに両腕を置いて、「さ〜、出られるかな」という感じで眺めているのだ。ちょっと腹が立ったんで、「おーし、最近のヤワな国産車のバンパーと、ビートルの頑丈な鉄板で作ったバンパーと、どっちが硬いか確かめてやろうか?」と思ったんだけど、嫁と娘が乗っているのでなんとかぎりぎりで車を出して帰って来たのであった。こっちはもう出るところだってわかってるんだから、少し間を置いて待っていればいいだけの話なのに、なんだってわざわざそういう嫌がらせをするのか?いろいろ考えたのだけど、「若葉マークのくせにビートルみたいなしゃれた車に乗っているのが許せん」と思ったのか、「昨日、会社をクビになって、家に帰ったら女房が離婚届を置いて家を出ていて、その代わりにサラ金の取り立て屋が待っていたんで慌てて車に飛び乗って夜通し走らせて気が立っていた」か、あるいは「単なるバカ」か、どれかなのだろう。乗っていた中年おやじの顔つきからすれば多分2番が正解だと思うけど、それにしても「わざわざ若葉マークをつけている車に対して嫌がらせをする」という人間がいるということがどうも理解できないのであった。千葉で「安全運転」をするのは、思った以上に難しいらしい。——でも、ま、ビートルだからね。もたもた走っていても、たいていの人は許してくれそうな気がする(笑)。
公開日: 日 - 9月 19, 2004 at 01:05 午後