京成バラ園


・・に行って薔薇をたくさん見てきたのだ。

今日は、久しぶりにとっってもよいお天気。こんなに気持ちよく晴れ渡ったのは何日ぶりだろう。というわけで、「こんな気持ちいい日はお出かけ!」ということで、急遽(こればっか)「京成バラ園」というところにいってみることに決定。ここは、家から15キロほど離れたところにあって、ちょうど秋の薔薇が見頃らしい。そこでお昼を早めに食べてさっそく出発!

ここも初めて行く方面なんだけど、途中まで通ったことのあるでかい通りをそのまま直進するだけだったので、意外に簡単にたどり着けた。まずは入る前にトイレなんぞ・・とごたごたやっていると、娘がお店の前で立ち止まったまま、じ〜〜〜〜〜〜っと何かを見つめている。視線の先にあるのは、ソフトクリームの看板(ほら、巨大ソフトクリームの形したやつあるでしょ)。——よもや、これが何を意味するか既に理解している?

やむを得ず、入って一服(まだ一歩も園内に入っていないのに)。そこで「バラソフトクリーム」というやつを食べてみた。ピンク色のなかなか鮮やかなソフトクリーム。うーん、でも「バラの香り、する??」という感じでありました。「普通のバニラのソフトクリームの方がおいしい」とは千葉ソフトクリームの権威者・嫁の言。意外にも、そのへんのソフトクリームよりもおいしかった。(こういうとこのって、決まって高くてまずいもんなんだけどね)


※ようやく園内に入った。なかなか雰囲気のある母子。

で、やっと中にはいる。シーズンということで大人600円ナリ。正直いって、周りには高層マンションみたいなのが見えるし、「え〜〜、こんな町中にバラ園なんてあんのぉ?」という感じだったけど、入ってみると思ったよりも広い。まずは庭園に見立てたところにバラがずらりと並んでいる。奥の方には池があったり、ちょっと高台になっていたりと、意外にしっかり公園しているようだ。


※園内の様子。奥の方には池や温室なんかもある。

娘は、さっきまで車の中でお昼寝に突入しかけていたとは思えないほど「パッチリ!」と覚醒し、けたたましく辺りを右往左往しておりました。奥の方のちょっとした広場では、なにやら吹奏楽のメロディが。行ってみると、近くの小学校のブラバンが演奏会をやってた。小学生としてはなかなか頑張っておりました。それから、池の周りを散歩したり、噴水の前で「入る〜〜」と泣き叫ぶ娘をかどわかして周囲の顰蹙を買ったり、「おっ! これはうちにもあるぞ!」と薔薇とは関係ない草木を眺めて回ったりして、のんびりと流れる時間を堪能しました。


※イヤっ! ぜったい、このお池の中に飛び込むのっ!

薔薇もきれいだったけど、こういうのんびりとしたところでぼ〜〜っと遊ぶというのもたまにはいい。園内はあちこちに芝生がきれいに敷き詰めてあるんだけど、都心のクソいまいましい公園にあるような「芝生の中には入らないで下さい」などという莫迦げた看板はもちろんない。柵やしきりもなくて、誰でも入り放題、寝転がり放題。家族連れはみんなシートを敷いてお昼(もちろん飲食料も持ち込み放題)を満喫しておりました。今度来るときは、サンドイッチでも作ってこよう。気持ちいい時間を過ごすのに、何のアトラクションもイベントも必要はないんだな、ということを再確認した一日でした。


ちなみに。
つくづく思うのは、「こういう場所に、ビートルは実に似合う」ということ。郊外の風景、自然と街の融和した風景、そういうのにこいつは実に美しくとけ込む。ま、近代的な風景には似合わないけどね。

公開日: 日 - 10月 17, 2004 at 05:12 午後        


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