一生懸命って、なに?
いや、漢字のことです(笑)。どうもこの「一生懸命」が気持ち悪い。
だって、これ、「一所懸命」だろ?
さっきのブログを書いていて思い出したんだけど、最近、テレビの字幕とかでも「一生懸命」ってのがよく出てくる。あれが、どうにも気持ち悪いんだ。「一所懸命」のはずじゃないか? なのに、なんで一生懸命が、まるで「こっちが本家でござい」ってな顔して幅を利かせてるんだ? 最近、こっちが「一所懸命」と書くと「字、間違ってますよ」なんていってくる輩もいる。こっちが正しいんだっちゅねん!!
「一所懸命」とは、鎌倉時代の「一つ所に命を懸ける」から生まれた言葉だ。武家社会の黎明期、自分の支配地を守るために命がけで戦う、そこから生まれた言葉。であればこそ、「一生懸命」では意味が伝わらない。——例えば、「字が難しくてわかりにくい」とかそういう理由があって変わってきたのならわかる。だけど「一所」も「一生」も、どっちも簡単な文字だ。別に「一所」ではダメで「一生」でないといけない理由なんてオレには思いつかない。単に「一生のお願いだから・・」とか「一生」という言葉が耳になじんでるから、ということだけでないのか?
別に「昔の言葉は絶対に変えるな」なんて思わない。使わなくなった言葉は消えるのが運命だし、変な言葉でも浸透すれば普通の日本語になる。だけど、少なくとも漢字の熟語であるならば、「文字の意味」を考えるぐらいはしてもいいと思うんだ。表意文字なんだから。意味を表す文字なんだから漢字はさ。
公開日: 火 - 11月 11, 2003 at 03:07 午後