悪名の宣伝?
・・をしているとしか思えない宣伝ってインターネットでは多いよね。
相変わらずスパムメールがたくさん届く。といっても、その9割はこっちが気づかないうちに速やかにゴミ箱に移動するようになってるのであんまり気になることはない。それにしても、だ。こういうゴミメールを見ていていつも思うのだけど、こういうのを送ってる業者ってのは、「これを見て客が来る」と本気で思ってるんだろうか? 実に不思議でならない。
メールだけでなくて、ときどき掲示板やブログの書き込みに宣伝を書いていく人間というのもいたりする。またメールの署名に自分のやってる商売の宣伝をずらずら書いている人とかもいるよね。まぁ、エロサイトとか違法コピー商品の販売とか、ハナから法だのルールだのを無視した連中はしょうがない。だけど、割と真っ当な商売のように見えるところがこういう宣伝をやっていることがある。また商売でなくとも、自分のサイトやグループの宣伝をやってる人間というのもときどき見かける。あれも実に不思議だ。
常識的に考えれば、あれはどう考えても宣伝にはならないよね。宣伝というより、「自分の悪名を広めている」だけだ。「うちは、こういう人に不快な思いをさせて宣伝をするところです」といっているようなものなんだから。こういうのを見て、まさか好き好んでそのサイトを訪れようと思う人間などまずいまい。
Webブラウザに別ウインドウで現れるポップアップの広告とか、画面の一番上に表示されるバナー広告だとかいったものもそれに近い感じがする。まぁ、そこまであこぎなわけではないし、中には「面白そうだ」と思ってクリックするバナーも百億万億万件に1つぐらいはあるだろうから効果がないことはないだろうけどね。——ただ、バナー広告の場合は、不満はバナーの広告主に対してというより、それをつけているサイト運営者に向けられることがけっこうあるよね。この種のバナーをやたらとつけているサイトってのは、その時点でかなりポイント低くなったりする。
うちの嫁は、暇があるとあちこちのオンラインショップを覗いている。小さなショップなどでは、このバナー広告がばしばし出てくるサイトというのもけっこう多い。そういうサイトでは、たいていこうぶつぶついっている。「なんだってお店のくせにこんな広告つけてんのよ、もう・・」と。商売でやっているのに、お客に不愉快な思いをさせていることに気づかないという時点で、そこの経営方針というか姿勢が透けて見えてくる感じがする。「出したくはないけど、フリーのホームページのサイトでは表示しないといけないんです」という人。客商売のサイトを作るのに「フリーで済ませよう」という時点で、あんたは何か間違えてるよ。
「露出が増える=宣伝になる」というのは、いついかなる場合でも成立するわけじゃない。「出さない方がなんぼかマシ」という宣伝もインターネットでは多い。そのへん、商売でやってる人はどうかもうちょっと考えて下さい。——ちなみに、吉祥寺にある某ワインショップ。メールマガジンを登録はできるけど解除ができないのはなんとかしなさい。(腹が立ったので、おたくのメールは全てゴミ箱直行にされてます)
公開日: 土
- 11月 13, 2004 at 06:33 午後