ミシン話のその後


ミシンの問題の問題に問題が・・? また、新たなる展開だっ(わくわく)

先に書いた「非難と批判」の続編であります。

(前回までのお話)
昔々、あるところに「Mパターン研究所」という洋服の型紙を販売する、それはそれは親切なお店がありました。そこで使っているミシンが不調になったので、ミシン屋さんやメーカーの人と何度も交渉して、そのミシンに構造上の問題があることを突き止めました。そのお店は、お客さんのことを考え、それまでの経緯と発生した問題についてまとめてホームページに掲載しました。
 すると、そのお店でさんざん親切にしてもらっていながら、ちょっと気に入らないことがあってむかついていたイヤなお客が、さっそくこれを見つけて、自分のホームページで悪口を書きました。それを見て、その人と仲良しごっこをしている仲間はこぞってそのお店の悪口を書いて鬱憤ばらしをしました。けれど、正義の味方(オレ、オレ)に見つかり、ブログでこっぴどく叩かれましたとさ。めでたしめでたし。

 ・・で(笑)。この、自分のホームページで仲間内でひそひそと悪口を言い合っていたイヤなお客のホームページで、新たなる展開があったのでした(笑)。あまりにバカバカしいまでにバカげた話なので書いてしまうけど、「UAU」というひとのホームページ であります。

ここで、このMパターン研究所という会社がホームページに掲載したミシンの問題について文句をいっていたのだけど、さすがに気の毒に思った人がいたのでありましょう、「お客さんから知らせていただいた」といって、Mパターン研究所の所長さんが、このイヤなお客のホームページに書き込みをされていました。それまでの経緯や、どうしてこういう記事を掲載したのかといったことを細かに説明し、それでも何か御意見などがあればどうぞ直接ご連絡ください、きちんと説明し対処させていただきます、という、実に大人な態度の書き込みでありました。あれだけ文句ばっかり書かれていながらそれに対する感情的なものは全く見せないのが、さすが人間ができてるね〜という感じでありました。

そして、その書き込みがあってから数時間後。・・・削除されてましたよ、それ。
更には、一切書き込みさえできないように設定変更されてましたよ。ひぃ〜。

所長さんの時間をかけて考えたらしい丁寧な書き込みが、丸ごと。「うそおっ」てなもんですよ。ちょっと信じられなくて我が目を疑ったね。だって、文句をいっていた相手である当の本人が自ら「こういうことなんです」と事情を説明しに来て、それでも不明な点があればどうぞ何なりといってください、とまでいっているのに、それを削除して「なかったもの」にするわけ?? そうして、そんな書き込みなんて存在しなかったかのように、また仲間内で悪口をいいあうわけ??

・・こういう言い方は多くの真っ当な主婦の皆さんにものごっつぅ誤解をされてしまうけど、「そのへんの何も考えてない主婦って、こんなもんなんですか?」 自分が気に入らないものは全部亡きものにして、自分とその回りのものすごく狭い世間だけでぶちぶちいいあって生きていくのがそこまで大切なの? 社会とか、世の中はこうあるべきとか、人間はかくあるべきとか、そういうこと何も考えてないの?

——いや、もちろん、主婦だろうがOLだろうが女性だろうが男性だろうが、たいていの人はもう少しきちんと考えて生きていると思う。いや、思いたい。ただ、こんなバカな人間が、もういい歳した大人の中に本当に存在しているなんて信じられなかったので、思わず文章が荒れてしまいました。世の主婦の皆様、すいません。別に主婦でなくても、この人はこういう性格なんだろうね。

世の中には、いろんな考えの人がいて、それは一概に「どれが正しい」「どれが間違っている」とはいえないことのほうが多いものだ。どんな意見であれ、大なり小なり真実を含んでいたり、得るものがあったりする。ただ、そうした意見の相違うんぬんの前に、少なくとも「自分とは異なる考えも、それなりに尊重する」ということが大前提としてあるはずだ。そりゃ、反対の意見は耳に痛いし、自分の方が正しいんだもんね、と思うこともあるだろう。だから、なかなか「自分の意見と同じように尊重する」ことはできないかも知れない。けれど、少なくとも「それなりに」耳を傾けるべきだ、ということは誰しもわかっているはずだ。少なくとも、「自分と異なる考えは、見つけ次第に抹殺する」という人はいないはずだ。・・と思っていた。しかし、まさかいるとはね・・。

人の振り見て我が振り直せ、という。僕も、知らずに人の意見を頭から否定したり無視したりしているかも知れない。注意しなくちゃ。この人の言動を見ていたら、こうした態度がどれだけ人として醜いかを痛感してしまった。反面教師も教師のうち。いや、実に勉強になりました。感謝しますよUAUさん。

公開日: 火 - 7月 13, 2004 at 04:05 午後        


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