Panther買った?


気が付いてみれば、Mac OS X 10.3 Pantherの発売日が過ぎていた。
うちはファミリーパックを頼んでるせいか、届くのにもう2〜3日かかりそうだ。

いつの間にか、Macの世界では「OSは、新しいバージョンが出たら買い替えるもの」となっていた。10.0、10.2、そして10.3と、Xが発表されてから3つ目のOS購入だ。

Mac OS Xの新バージョンが出る度に「バージョンアップで、丸ごと買い直すなんて理不尽だ。Windowsみたいに、バージョンアップ料金で安くできるようにすべきだ」という意見があちこちで聞かれる。——どうなんだろう。ま、確かに普通のアプリケーションソフトなんかの感覚からすれば、バージョンアップは単品パッケージより安く設定ってのが基本なんだろうけど。

オレの場合、別にそのへんは気にしない。Windowsと違って、Macの場合は基本的に「新たにOSを購入する」という人はいないんだよね。マシンには必ずOSがついてくるわけだから、すべてのMacユーザは何らかのバージョンのMac OSを持っている。Windowsみたいに「マシンだけ買った、あるいは自分で作った、だからOSはない」っていう人は基本的に存在しないわけだ。だから「OSを持っておらず新たに買う人」ってのは存在しなくて、すべて「何らかのバージョンからのバージョンアップ」なんだよね。

要するに、マシンとOSを分けて考えるのは、Windowsのように両方を別々に作って売っているパソコンでは当たり前だけど、Macのように「マシンとOSがセット」で売っている場合には合わないような気がする。そういう意味では、「すべてバージョンアップしかないんだから、なるべく安い値段で、すべて単品売りのみ」というのは、一つのあり方だと思う。——ただ、今の値段が適正な値段かどうかはもっと考えて欲しいところなんだけどさ。

それに、そもそも「バージョンアップにお金を払う」という売り方が、オレにはどうも気に入らないのだ。——そういえば、Sun MicrosystemのJDS(Java Desktop System)ってOSは、「年間料金100ドル」って売り方をするらしい。つまりバージョンアップがいくらっていうんでなくて、「1年でいくら」という値段設定。その間、すべてのサポート(バージョンアップも含めて)をします、ということ。これは面白い考え方だと思う。こうした、新しいOSのあり方みたいなことももっといろいろ考えて欲しいもんだ。

とりあえず、早く届かないかな〜、Panther。
ま、来てもいじってる暇ないんだけどさ(笑)。

公開日: 日 - 10月 26, 2003 at 06:51 午後        


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