家事の手伝い


今日はお昼のラーメンを作る。が、嫁から厳しいダメ出しが。
うーん、お手伝いというのは難しい。

嫁が風邪気味だ。まぁ、喉と咳ぐらいで熱などはないんだけど、「こういうときぐらいは役に立たねば」と思い、洗濯物を干す手伝いをする。と、「も〜、ぜーんぶやり直さないとダメじゃん」と怒られる。やり方が悪くて、乾いたときにシワになってしまうらしい。それではと、お昼に担々麺風ラーメンを作る。が、チーマージャンやコチュジャンは溶けにくいから早くスープを作らないとダメだ、ショウガを入れるのを忘れる、とあちこちダメだしされ、結局半分ぐらいは嫁が作る。

「そんな、何から何まであんたのやり方の通りにやれるわけないだろうが。こっちにはこっちのやり方があるんだから、そのぐらい目をつぶれよ」と内心ムカツク。・・が、よく考えてみると、オレは一体、何のためにお手伝いをしているのだろう。それは、「嫁の負担を軽くしたい」からではなかったのか? それが、ふと気づけば「手伝ってやった」という自己満足のためにやっていたのではないだろうか。「ほら、オレはこんなに手伝ってるいい夫だ、どうだどうだ」と自分で納得するためだけにやっているんじゃないのか?

結局、シワになった洗濯物も、よごれたキッチンのあちこちも、最後に処理するのは嫁である。こっちは、ただ「ほら、やってやったぞ、感謝しろ」と感謝を押し付けるだけだったのかも知れない。逆に余計な手間を増やしているのかもしれない。「お昼ご飯を作ればいい」とか「洗濯物を干せばいい」というように、「これをやればすべて完了」という目でしか見られない限り、これは変わらない。「誰のために、何のために手伝いをするのか」という本分を忘れてしまった手伝いは、手伝いとは呼べないだろう。

もうちょっと、ちゃんとしたやり方を教えてもらい、本当の意味で嫁の手伝いになるようにせねば、とちょびっとだけ反省した午後でありました。

・・世の、「家事はボクもよく手伝ってますよ」と自慢げにおっしゃるお父さん方。あなたの手伝いは、本当の「手伝い」になってますか?

公開日: 金 - 12月 12, 2003 at 01:27 午後        


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