40度のクリスマス


高熱で一日中眠り続ける娘に・・・サンタさんは来てくれたのだろうか。

クリスマスイヴ。

朝から、娘は調子が悪くなる。熱っぽいので計ってみると38度を超えている。せっかくのイヴなのに・・・。今日はお昼から一緒にケーキを作る予定だったけれど、やむを得ない。娘は2階で横になり、パパとママの2人でケーキ作りとなる。

夕方、それでも少し持ち直した娘が降りてくる。ケーキにろうそくをともし、この家で初めてのクリスマスイヴ。だけど調子が悪いのか、トリの丸焼きを少しとケーキを半分ほど食べただけで、再び横になってしまう。夜、体温計の目盛りは39度を超え、40度の前後をさまよう。

翌日、クリスマス。朝、熱は38度台。少しは持ち直したか? 少しふらふらしながら降りて来て、それからツリーの下に並ぶプレゼントを開け始める。ピアノのデザインのタオルハンカチ、かわいらいいブーツ、そして娘待望のシルバニアのクリスマスバージョン。他、絵本やお菓子をどっさりと手に入れ、ちょっと気分がよくなったようだ。

が、その後、再び体温上昇。夜に入り、また39度の線を越えた。もうクリスマスもあと数時間だというのに、このまま横になってただ時間だけ過ぎていくだけ。せめてもと寝床でお気に入りの一つ「すてきな3人組」を飽きるまで読んでやる。娘にとっては、とんだクリスマスになってしまったな……。

……深夜。そのまま眠ってしまったらしい。ふと目が覚めると、娘がぱっちり目を開いてこちらを見ている。時計の針は3時少し前。額に手をやると、あれほどしつこかった熱気が嘘のように消えていた。さすがに一日中寝ていて寝飽きたのか、それからしばらく寝転がったままおしゃべりしたりする。が、こちらは気がつかないうちに再び眠ってしまった。

そして26日。クリスマスは通り過ぎた。朝、しゃきっと目が覚める。起きて朝のやるべき事柄(ゴミ出しだのコーヒーを入れて新聞を読むだの)を済ませる間、娘は2階のロフトでごろごろテレビを見ていた。が、昨日までの力ない様子ではない感じだ。どうやら、今度こそ峠は越えたようだ。まだ7〜8度を行ったり来たりしているものの、食欲も出て来たし、何よりいつもの「わがままでしつこい幼稚園児」が戻って来た。

一日中、ほとんど寝てもうろうとしていた娘にもサンタさんは来たのだろうか。娘に聞いてみないとわからないな。案外、眠っていた夢の中に来ていたのかも知れない。——が、この2日間、娘にばかりかまけていて、すっかり妻をほったらかしにしてしまっていたことをちょっと反省。妻へのプレゼントも忘れていたし。申し訳ないとは思ってるんだよ、ごめんなさい。

お昼は、妻のお気に入りの麦麦堂のパンを買ってくる。これで少しは穴埋めになりましたでしょうか、奥様?



熱でぼ〜っとした娘と、イヴのディナー。
なぜか、娘の前には、ご飯茶碗が……。なぜ?
(その理由は、娘の大好物が「たらこご飯」だったから)


自家製のケーキ。クリームがゆるすぎたああああ!!!
ほとんど溶岩に浸食されるビルのような状態だ。
チョコのプレートの絵は、パパ会心の作であります。


チキンの丸焼き。
せっかく業務用のガスオーブン入れたんだから……と作ってみた。
なかなかのお味でありました。

公開日: 水 - 12月 26, 2007 at 04:31 午後        


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