お嬢様デビュー! 



 なんとまぁ、今月、またも新しい家族が増えたのだ。 

一体、オレはどうしてしまったのか・・。

先月末に我が家にやってきたアルは思いのほかに大食漢で、「これだけあれば当分大丈夫だろう。・・でも、賞味期限内に食べきれるだろうか?」と思っていたキャットフードを数週間のうちに食いつくし、我が家は血相を変えて餌の買い出しに走る有様となったのであった。で、ふとしたことで、普段いっているところとは別のホームセンターにいってみよう・・と思ったのが、今にすれば運命というものだったのだろうか。

まさにそこに彼女はいたのであった。うちの奥方が恋いこがれて止まない猫種、アビシニアン。そのメスが、そこには「どうぞびんぼーなあなたでも今なら買えます」的値段で出ていたのであった。・・どうもうちは、そういう「なぜだかわからないけど運命的な(値段の)出会いをして思わず買ってしまう」ということがよくある。大きなのっぽの古時計も百万はする代物をなぜだか8割引で買ってしまったし、今住んでいる家にしたところで隣の家なんぞより数百万も安いものを探しにいった最初に見つけてしまった。こういうとき、我が家では「これは運命である」と思うことにしている。運命に逆らってもしょうがないのだ。


 ビデオで撮ろうとするとレンズキャップにじゃれつく。
 行動形態は娘とそっくり。

実はこの子は、夏にそのホームセンターにいったときにも見たものだった。その頃はさすがに父親がチャンピオン猫だというだけあってご大層な値段が付けられていて、パパの「論外」の一言にさよならしたのであった。・・それから数ヶ月。既に生後8ヶ月となり、値段も激安となり、これ以上売れなければ「処分」されるのでは・・という状況のさなか、綱渡りのような危うさで我が家へとたどり着くことができたのでありました。

・・で、既に来てから1週間。やってきた当初こそ「びくびく君」で、ちょっと触ろうと手を伸ばしただけで「びくううううっ!」と逃げ出していた彼女も、ようやく我が家に慣れてきたみたいだ。ちょっとだけ先輩のアルと(相変わらず家中を駆け巡るほどの派手な駆けっこを繰り広げてはいるものの)ちょっとずつ仲良くなりつつあるようだし、最大の敵・愛娘とも和解しつつある。なにより夜寝ようとすると、ベッドにあがってきてぐるぐるうなっては顔中なめ回し、うちの奥さんを驚喜させるようにもなった。

というわけで、新しいお嬢様「ガラ」(本名は、ガラムマサ子・・命名:パパ。ママより非難囂々)を加え、我が家は遂に5人家族(人類3名+猫類2名)となったのでありました。いきなり子供が3人に増えてしまうとはねぇ・・。目下のところ唯一の悩みは、たま〜に「どれが人類の子供か」わからなくなること、かな。


 ということで、ガラですの。高貴な血ですの。よろしく。 

公開日: 日 - 10月 30, 2005 at 03:40 午後        


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