弱みを握られた・・


昨日は近くの動物公園にお出かけ。ママと娘はよい一日。パパには恐怖の一日。

ゴールデンウィークも後半は天気がくずれそうだっていうんで、「早いうちにどこかいっておこう」と思い、近場の動物公園にいってきたのでした。前回、いったときのチケットが残っていたので、それを使ってしまおう、というのもあったのだけどね。

前回、勝手がよくわからん感じがあったんだけど、いろいろと新事実が判明してきた。前は車と同じ入り口に回っていったんだけど、実は自転車ならもっと近くから入れることが判明。こっちの入り口を利用すれば、自宅から自転車で15分とかからないぞ。更に、ベビーカーの貸し出しもやっているみたいなので、次からはもっと荷物も減らせそうだ。更に、広場の噴水のところではみんな子供が服を脱いで遊んでいるのを見て、「次回は水着持参だな」と頷きあったパパとママであった。辺りではあちこちの芝生でお弁当を開いているし、中にはテントを張って(!)昼寝している人もいる。動物「公園」というだけあって、ほんとに好き勝手にしていいらしい。「芝生の中に入らないで下さい」なんてわけわからんことを抜かす動物園や公園が多い中、ここは実に理解のある施設だ。

前回、回らなかった動物のコーナーを中心に散策。モンキーコーナーではいきなり猿どうしが喧嘩を始めて、その凄まじさに辺りにいたお客はみんな引いてしまったのであった(すごい迫力だったぜ)。今回、一番の収穫だったのは、ゴリラ。これがも〜、かっこいいのなんの。一人超然として物思いに耽るといった態で、なんというか哲学者の風貌を漂わせている。——反面、やっぱり考えなくてもいいことを考えてしまうことも。

(タンチョウのコーナーで)
「・・ねえ。これは檻とかで囲ってないけど、飛んで逃げていかないの?」
「確か、タンチョウとかは助走を付けないと飛べないんじゃなかったっけ」
「えっ? だから、こんな狭いスペースに入れてるの?」
「うーん。そうかも・・」

やっぱり、基本的には動物園というのは動物を見せ物にする施設なわけで、そのことはどうしても頭から消えないわけで・・。確かに、子供に本物の動物を見せる機会ってのは、こういうところにくるしかないんだし、その意義はわかるんだけど、ね。

途中、娘は疲れて眠ってしまい、その間、パパとママは前回見られなかったところをのんびりと回ったのでありました。そして娘が昼寝から覚めたところで、ソフトクリームでしゃきっと目を覚まし、嫁の強い強い希望で観覧車へ。——前回、あんなに懲りたはずなのに、なんとなく大丈夫な気がしてついうっかりまた乗ってしまった。娘はもうすっかり慣れてしまい、最初から座席にたってのんびりあたりを眺めている。嫁も今回は風も強くなくそれほど揺れなかったので風景を満喫しておりました。そして、パパは・・・、ただ一人、手すりにしがみついて脂汗を流していたのでありました。人間は、地上で暮らす生き物なのです。鳥ではないのです。みんな、もっと地に足の着いた暮らしをしよう!

というわけで、観覧車の中でさんざん嫁にいじめられおもちゃにされて帰ってきたのでありました。
嫁「次から、何か欲しいものがあるときは観覧車の中でねだろっと」・・そりゃ脅迫ですがな・・。


観覧車の中、余裕で景色を眺める娘。

公開日: 日 - 5月 2, 2004 at 05:28 午後        


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