ほんのちょびっとした贅沢


吉祥寺のパン屋からパンが届いた。お昼は、ひさびさにドイツパンでした。
こういう、ほんのちょっとした贅沢は楽しいね。

以前、まだ東京に住んでいた頃、夫婦してお気に入りだったのが、吉祥寺の「リンデ」というパン屋さんだった。そこはドイツパンの店で、かなりしっかりしたライ麦パンなどを作っているのだ。千葉に引っ越してもう食べる機会もなくなっちゃったな〜と思っていたところ、なんと!インターネットで注文し全国発送してくれる ことが判明。さっそく頼んでみたものが本日届いたのでありました。

プレッツェルなど軽いものもいいんだけど、ここの売りはなんといってもライ麦パン。ひさびさに食べたライ麦パンは、本当にンマかったのだ。最近では、なんでも軽くてふわふわしてあま〜いのがもてはやされるけど、ここのライ麦パンは本物のライ麦パン。初めて食べたときには、思わずその匂いにむせそうになったぐらいに「臭い」。しかもパンとは思えないほどにどっしりと重く、包丁の刃が入らないぐらいに硬い。慣れないうちはかなり食べづらいんだけど、これが一度味をしめてしまうと、も〜他のパンがすべて色あせてしまうぐらいに強烈激烈にうまいのだ。ポイントは、薄く(5ミリぐらい)にスライスして食べること。これ以上厚さがあると、硬くてアゴがもたない。

こういう、普段とは違ったほんのちょびっとの贅沢ってのは楽しい。そういえば前の晩に嫁と「ちょっとした贅沢」の話をしていたのを思い出す。——あなたにとって「ちょっとした贅沢」ってのはなんだろう? どういうものがある?

我が家では、今まで「米泉(まいせん)の釜飯」というのが一番でありました。これは千葉市若葉区都賀にある釜飯屋なんだけど、ここの鶏釜飯が「絶妙」としかいいようのない味わいなのです(都賀近郊に住んでいる人がいたら、だまされたと思って一度どうぞ)。——で、今日から2番手に「リンデのパン」がランクインしそうであります。

パパ(←オレオレ)にとっての「ちょびっと贅沢」は、やっぱりお酒関係かな。ワインは「ちょびっと」どころじゃない贅沢になっちまうので除外するとして、ビールはギネス。これに慣れてしまうと、ヱビスの黒ビールが「薄い・・」と感じてしまうのだ。それから普段割りと呑むのがウイスキーなんだけど、これも「ちょっと贅沢」ってときにはバランタインの17年物を買ってくる。人それぞれだけど、個人的にはこれが一番。

・・だけど、私メにとって、現在、一番の「ちょっとした贅沢」は、実は飲み食いするものではないのであります。それは、仕事を脇に置いて、親子三人でのんびりと散歩すること。晴れた暖かい日に公園に行ったり近所の庭を覗き見しながら歩いて回ったり、それが多分、一番の「ちょっとした贅沢」。——そして今日は、お昼にリンデのパンをいただいた後、親子三人でお出かけし、公園の砂場で遊んできたのでした。自分的には、「贅沢三昧の一日」だったなあ。

公開日: 金 - 1月 30, 2004 at 06:29 午後        


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