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「Windows Script Hostハンドブック」追補情報


※ここは、拙著の「Windows Script Hostハンドブック」(MYCOM、288頁、2400円)に関するコーナーです。本書は、MYCOMのWindows向け月刊誌「Windows Start」に連載中の「Windows Scripter 2002」第1回〜44回までをまとめて単行本化したものです。
 現在、初版の見直し作業をしていますが、校正情報やよくある質問の答えなどをここでまとめて掲載します。



 ★バグ・校正情報★


※ここでは、ソースコードや内容に関する記述間違いや、追加しておくべき情報などについて整理しておきます。現在、まだ読み返している最中ですので詳細まで見ていないのですが。もし「ここがおかしかった」というようなことがありましたら、どうぞ御連絡ください。

 

※P.132 CHECK POINT

「CreateObject("Chell.Application")」 → 「CreateObject("Shell.Application")」
Shellの綴りが一か所間違っています。



 ★追補情報★


※ここでは、本書のないように捕足しておきたい説明などを追加掲載していく予定です。


●Shell.Applicationのssf○○という定数について

130頁にて、Shell.ApplicationオブジェクトのOpenを使ってコントロールパネルを開くのに「ShellObj.Open ssfCONTROLS」といった形でOpenを実行しています。ssfCONTROLSというコントロールパネルを示す値が設定された定数を使うことで、Openでコントロールパネルを開かせているわけです。
 ところが、Windows XPなどで実行してみると、このスクリプトを実行してもコントロールパネルが開きません。どうやら、最近のバージョンではssfCONTROLSという定数がきちんと認識されないようなのです。Excelなどを使いVBAから実行をすると機能するので、あるいはVBScriptのバグか仕様変更なのかもしれません。
 定数を認識しないだけで、スクリプトそのものには問題ないので、定数に設定されている値を直接指定すればスクリプトは動きます。例えば、「ShellObj.Open 3」とすれば、コントロールパネルは開かれるわけです(ssfCONTRLS = 3)。1から順番に値を指定して、どんなものが開かれるか確認してみるとよいでしょう。




 ★FAQコーナー★


※ここでは、本書の内容についての質問にお答えします。本書を読んでいて不明な点などありましたら、どうぞ掌田津耶乃までお問い合わせください。特に一般的な問題については、ここでFAQとしてまとめていきたいと思っています。



●本文の説明部分と図のあるページがずれていて読みにくいです。

答え)これは、読者には大変後迷惑をかけてしまっている点で、申し訳ないと思っています。本書は見開き2ページだった雑誌連載の記事を、単行本化するため最初に1回=6ページという台割りに基づいてレイアウトをしてあります。このため、どうしても見開きで見ることを考えて作成された図が6ページに散らばってしまうことになったわけです。
 この他、でき上がった後で「もう少しなんとかできればよかった・・」と思う点としては、以下のような事柄がありました。

 もう少し単行本化に際して細かな配慮ができればよかったのですが、雑誌と単行本という形式の異なるものへの移行にはやむを得ない面もあることをご了承いただければと思います。


●P.61のSpecialFoldersでMyDocumentsを取得したものをShell.Runしてもフォルダが開かれません。

答え)WScript.SellのSpecialFoldersで得られる特別なフォルダのパスは、MyDocumentsとProgram Filesに関しては、パスの間に半角スペースが含まれているため、そのままではRunなどいくつかのメソッドで問題が発生します。このような場合は、「Chr(34) & 《SpecialFoldersのパス》 & Chr(34)」というように、Chr(34)でダブルクォートをパスの前後につけてください。これで利用できるはずです。


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