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「Eclipse3ではじめるJavaプログラミング入門」追補情報

※ここは、拙著のJava入門書「Eclipse3ではじめるJavaプログラミング入門」(秀和システム、516頁CD-ROM付、2800円+税)に 関するコーナーです。現在、初版の見直し作業をしていますが、校正情報やよくある質問の答えなどをここでまとめて掲載します。


★バグ・校正情報★

※ここでは、ソースコードや内容に関する記述間違い、校正ミスなどについて整理しておきます。


※P.257 VEのコメントについて

ここでは、ソースコード末につくVEのコメント文について「絶対に削除しないで下さい」としていますが、削除しても問題は起こりません。(この原稿を執筆 していたときの筆者の環境に原因があったようです)ただし、VEの設定情報(フレームの表示位置など)が初期化されてしまうので、特別な理由がない限り削 除は行なわないようにしてください。


※P.292 <server.xmlのコンテキストを更新する>

メニュー名がver. 2.1のままになっていました。3.0からは「Tomcatのコンテキストを更新する」に変更されています。

※P.333 リスト5.2.1 スクリプトレットの終わりから5行前

out.println("<h3>あなたは、現在・・・中略・・・しています。</h3>");

※出力するテキストの末尾に</h3>の閉じタグが抜けていました。


※P.402 リスト7.2 <web-app>内

shemaLocationの値が、"http://〜 http://〜"というように一部重複して掲載されてしまいました。URLのペーストミスをしていたようです。前半のhttp://〜部分は余計ですの で無視してください。

※誤植関連

P.289――手順4の説明部分 「際ロード」→「再ロード」
P.351――6.2.23段落目 「RequestDispatcher」クラスという・・→・・クラスという・・



※もし、他に間違いが見つかりましたら、どうか御連絡下さいませ。

★追補情報★


※ここでは、本書の内容を補うための追加情報などをまとめる予定です。



※drawStringについて

リスト5.1.2にてdrawStringというメソッドが使われていますが、これの説明がないとのご指摘をいただきましたので補足しておきます。 drawStringは、テキストを描画するためのものです。使い方は非常に簡単で、

[Graphics].drawString(テキスト, 横位置, 縦位置);

というように呼び出します。テキストは描画するString、横位置と縦位置は描画するテキストのベースライン開始部の位置となります。描画に使われる フォントは、GraphicsにsetFontされているFontインスタンスとなります。

※Eclipseが起動しない!

Eclipseを起動しようとすると、「JVM terminated. Exit code=1」といったエラーが現れて起動できない、という症状の方がいらっしゃるようです。これは、他にJavaの開発環境をインストールしてあった り、複数のJava2 SDKが入っているような場合に、起動するためのJVMが正しく認識できないことで生じるようです。
 もし、このような症状になった場合には、以下の2つを試してみて下さい。

方法その1.
使用するJava2 SDKの中にあるJREのフォルダ(「jre」という名前になっている)をコピーし、Ecilpseがインストールされているフォルダ内 (eclipse.exeがあるのと同じ場所)にペーストする。

方法その2.
eclipse.exeのショートカットを作成する。そのプロパティを表示し、ショートカットの「リンク先」の指定に「-vm ○○」という形で使用するJVMのパスを指定する。そして起動の際にはこのショートカットを使って起動する。
(リンク先の指定例: c:\eclipse\eclipse.exe -vm c:\java2sdk1.4.2\bin\javaw.exe )


※Tomcat 5.xで、送信したフォームのテキストが文字化けする

Tomcat 5.xをお使いの方で、フォームからGETで送信されたテキストを取り出すと日本語が文字化けしてしまう現象に遭遇した人もいることでしょう。<@ page>でcontentTypeを設定したのに、request.setCharacterEncodingも書いたのに、おかしい・・と頭を 抱えている人。実は、これはあなたのせいではありません。
 Tomcatはver. 5.xより、GETで送信されたフォームの内容についてrequest.setCharacterEncodingによるエンコードの設定を適用しないよ う仕様変更がなされています。このために、GETで送信したテキストが文字化けしてしまうのです。これを解消するには、そのための設定を行なってやる必要 があります。
  1. Tomcatのconfディレクトリ内にあるserver.xmlをテキストエディタなどで開きます。
  2. <Connector・・・>というタグを検索します。
  3. このタグ内に以下のような属性を追記します。
	useBodyEncodingForURI="true"
以上で、TomcatをリスタートすればフォームからGETしたテキストの文字化けが怒らなくなるはずです。

※改訂による変更点は?

本書は、2004年に上梓した「EclipseではじめるJavaプログラミング入門」の改訂版です。先のものを既にお読みの方は「どこが変わったん だ?」と思われるかもしれませんので簡単に補足しておきます。

本書での主な修正点は「Eclipse 3への対応」「JDK 5.0への対応」「JavaServer Facesへの対応」の3つです。Eclipse 3への対応は、全編のテキストと図版をver. 3ベースに修正したというもので、実はそれほど大きな修正にはなっていません。JDK 5.0への対応ですが、これは別に5.0の新文法の説明ページを加筆して対応しています。まだ1.4は当分現役で使われますから、それ以外の部分のコード は、1.4ベースのままで、5.0に修正はしていません。(といっても、もちろん5.0でもちゃんと動きます)

今回、もっとも大きな加筆は、JavaServer Facesの使い方に関するものです。これは、新たに一章をおこしています。昨年秋にSun Java Studio CreatorというJSFを使った開発環境がリリースされ、JBuilderやWebsphere StudioもJSF対応となったことで、急速にJSFの利用が膨らんでくることと思います。それを見越して、JSFの基本的な使い方を追加した次第で す。ただし、Eclipseにはまだお勧めできるJSFのプラグインなどがありませんので、ほとんど手作業でJSFを利用する形になっています。



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