1.まず、ファイルを開く。
2.ファイルを読み書きする。
3.終わったら、ファイルを閉じる。
この通りにしないと、ファイルの利用はできません。開いてないファイルを読み書きしようとしてもできませんし、また使い終わったファイルを閉じるのを忘れると、他のソフトで開けなくなったり、ファイルが使用中のためゴミ箱に捨てられなくなったりします。
意味:
ファイルを開き、使用中にする。オプションが1つあり、write permissionをtrueにすると、書き込みが可能になる。falseまたはオプションを省略すると読み込み専用。
例文:open for access file "HD-300SC:Data:Sample"
意味:
指定のファイルを閉じて解放する。これを行なわないと、ファイルは使用中のままとなり、他で利用できないなど問題が起こる。
例文:close access file "HD-300SC:Data:Sample"
意味:
指定のファイルにデータを書き込む。オプションがいろいろ用意されているが、単にテキストを書き込むだけならデータとファイルを指定するだけでいい。
例文:write Valiable1 to file "HD-300SC:Data:Sample"
意味:
ファイルからデータを読み出す。これもオプションがたくさんあるが、単に読むだけならファイルを指定するだけ。using delimiterを使うと、特定のテキストを区切り文字とし、それを見つけるまで読み込む。またforを使うと、指定したByte数だけ読み込む。読み込んだテキストはresultで返される。
例文:read file "HD-300SC:Data:Sample"
かなりオプションの多い命令なのでわかりにくいでしょうが、基本は「open for access」「read/write」「close access」という手順を踏むということです。
わかりにくいでしょうから、テキストファイル利用の例を上げておきましょう。
tell application "Finder" choose folder with prompt "調べるフォルダは?" set targetFolder to result new file with prompt "ファイル名" default name "調査テキスト" set saveFile to result open for access saveFile with write permission repeat with obj in every file of targetFolder write ((name of obj) as text) to saveFile write return to saveFile set dd to creation date of obj write "作成日:" & (dd as text) to saveFile write return to saveFile set dd to modification date of obj write "修正日:" & (dd as text) to saveFile write return & return to saveFile end repeat close access saveFile display dialog "終わりました。" buttons {"OK"} default button 1 end tellこれは、選択したフォルダ内にあるファイル類の名前と作成日、修正日のリストをテキストファイルとして出力するスクリプトです。ファイルを作成するダイアログとあわせて使うと、非常に使いやすくなることがわかると思います。