カラクラ2改造記

いまでもファンの多いMacintosh ColorClassic2。その愛くるしい姿と、日本の家庭事情を考慮した?コンパクトなボディー。これ以降このような形のコンパクトマックは発売されていません。発売はいまから約4年前、CPUは68030、33MHzで、当時としては充分ハイパワーだったのですが、MacOS8ではサポートされなくなってしまいました(;_;)

そこで、ホームページや雑誌でカラクラを改造するやり方がいっぱい書いてあるので、僕もやってみました。ショップに頼むと何万円もとられてしまうので、自分でやってみることにしました。

まずはじめに、本体を開けるのですが、これが星形のねじになっていてトルクスドライバーと言う特殊なドライバーでないと開かないのです。近所のホームセンター(ハンズっていうお店、東急ハンズじゃありません)に行ってさがしたら、ちゃんとトルクスドライバーが売っていました。全然特殊じゃないじゃん、ということで一安心。

本体を開けるとこのような感じになっていました。

今回の改造は

  1. モニタ解像度を変更
  2. HD交換
  3. ロジックボード交換

HDとロジックボードの交換はもともとついているのを取り外して付け替えるだけなので簡単!ロジックボードは68LC040のCPUをもつLC575のロジックボードを中古で購入(\25,000)したので(秋葉原の湘南通商と言うお店に売っていた)これをもとのロジックボードと交換するだけといたって簡単。HDもLC575についていた320MB(友人から\3,000で譲ってもらった)をつけました。難しいのが、モニタ解像度の変更です。

ColorClassic2は9inchモニターなので512×384ドットの画面サイズしかサポートしません。ほとんどのCD-ROMタイトルは640×480ドットが必要なので、モニターを制御するアナログボードを改造することにしました。アナログボードの電圧を下げられるということでVGAモード(640×480、60Hz)で表示するようにしました。

モニターの回路には高圧の電荷がたまっているので、コンセントを抜いてから1時間ぐらいはそのまま放置。それから、感電しないかな〜と心配しつつ本格的に改造を始めました。

ロジックボード、アナログボードを取り外した状態です。

まん中に見えるのが、トリニトロンブラウン管の電子銃。この部分が非常に弱いため細心の注意が必要、冷や汗たらたらモンでした(^_^;

これが、アナログボード。この基板を裏返して、パターンをカットしたり、途中を繋いだりして、電圧を変更し、ふたたび中に戻します。

そして、ちょっとビビリながら電源オン!爆発したらどうしよう(^_^;;という不安も吹き飛ばすようにジャ〜ン!ちゃんと起動してくれました。モニターもしっかりVGA表示してくれています。あ〜良かった、壊しちゃったら何にもならないモンね。

今では、アクアゾーンも快調に動いています。ゴーゴーコニーちゃんも動くし、娘もよろこんでくれることでしょう(^_^)こうして、手をかけたマックは愛着がわきますね。

 

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