ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2011年11月7日
電気系その後
オルタネータが直って電気系は調子良いですが
一番の弱点、キースイッチの定期清掃をします。
各電装品にはリレーが入っているのでここのスイッチは大きな電流が流れないはずなのですが
よくスパークするらしく焼け焦げてカーボンがたまると電装品がきちんと動作しなくなります。
そこで僕はこのスイッチを分解可能な状態にして定期的に清掃します。
真ん中の回転軸と3カ所のリベットのカシメをドリルで壊せばばらばらになります。
組み立てはリベットの代わりに小さなボルトナットで行います。
こうしておけばいつでも清掃可能です。
予備のキースイッチも清掃してグローブボックスに入れておきます。
今度この端子を金メッキしてみようかと思っています。
電気いじりのついでに少々実験。
この車はボッシュのKEジェトロニックという電子バックアップの機械式燃料噴射装置が採用されています。
同時代のメルセデスの車にも多く採用されており、
コンピュータが死んでも機械式でエンジン始動が可能といういかにもメルセデスが好みそうなシステムです。
ボッシュのシステムですがそれをサポートするいくつかの補器がメルセデスではジーメンス製です。
ひょんな事からこのメルセデスのシステムの電圧保護リレーという燃料ポンプリレーと同様に重要なリレーを手に入れました。
このジーメンス製のリレーが8・32でも使えるか実験してみました。
8・32のボッシュのオリジナルのリレーはこんな感じです。10Aのフューズがついています。
ジーメンスのリレーはこちら。端子が全然違いますが、アダプターを付けてみました。
このリレーは熱対策のためか?どちらの製品もプラスチックの筐体ではなくアルミ製です。
これをボッシュのと取り替えてみると。
全く問題なくエンジン始動。いざというときに使えそうです。