ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2011年7月27日〜8月12日
エアコン修理
昨夏まで快調に働いていたエアコン。でもガス漏れがあるのは判っておりました。
ここへ来てやっぱりコンプレッサーが逝っちゃいました。
早速コンプレッサーニコイチ製作。
で、はなから失敗
いけると思って手に入れたコンプレッサーは改良後の物で全く部品が使えません。
そして古いアルファ156についていた中古コンプレッサーを格安で入手。
こちらでニコイチを作ることに。
ニコイチというのは
入手したコンプレッサーの本体に、8・32用で使っていた壊れたコンプレッサーから、プーリーの部分とヘッドの部分を外して付け替えるだけです。
ヘッドは配管を左右するのでどんなことがあっても大切にしておきます。
まず壊れたコンプレッサーからヘッドとバルブ、ガスケットを取り外し洗浄します。
下の写真、奥がヘッド、手前がバルブとガスケットです。
次に壊れたコンプレッサーからクラッチプレートを取り外します。
ベアリングを固定するスナップリングを外します。
ギアプーラーでベアリングごとプーリーを取り外します。
電磁クラッチのコイルを固定するスナップリングを外します。
こちらはアルファ156のコンプレッサー。古いですがオイル漏れの後もなくコンディションは良さそう。
こちらもクラッチ外しから始めます。
今までは無理矢理取り外していましたが取り外し用のねじ穴にネジを均等に入れていくと簡単に外れます。
同じように分解していきます。
アルファ156用のコンプレッサーのプーリーは使えませんが
ベアリングは使えます。一応外しておきます。
156のコンプレッサーに8・32用のヘッドを取り付けます。
接合面に傷など無いかよく確認します。
ガスケットは金属製で傷やサビもないのでそのまま使います。
ボルトを締めていくときはマニュアル通りに。
相手はアルミなので締めすぎるとすぐにネジなめます。
サンデンSDシリーズのサービスマニュアルはこちら。
日本のサンデンは何もやってくれませんが、アメリカのサンデンはちゃんとマニュアルダウンロードサービスがあります。
組み上がったコンプレッサーはここに取り付けます。
ベルトもちゃんと張って。
車載して真空引き。
真空引きをしてみてもなぜかエアが入ってしまう。
原因を探したら高圧側の虫バルブがこんな事に。
ここから冷媒とオイルが漏れてコンプレッサーが死んだのです。
虫バルブを交換して今一度真空引き。今度はエア漏れ無し。
規定の量のコンプレッサーオイルを入れます。漏斗ははがきとクリップ。
で、ガスを入れていきます。冷媒を湯で暖めているわけではありません。水です。
冷媒は前回の修理からR134aに交換済みです。でも高圧低圧バルブはR12用のまんまです。
だからガソリンスタンドとかでR134入れてもらえないです。
高圧も低圧も良い感じになったところで充填終了。3本ちょっと入れました。
無事終了。夏は終わりそうですがちゃんと涼しくなりました。