ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2009年11月9日〜10日
大トラブルからの脱出36
今日の目標:エンジン始動
ガンタさんからのアドバイスで
KEジェトロニックはにじみ程度の燃料の漏れでも燃圧がコントロールできず始動できないとのこと、
さらにインジェクション関連のハーネスのアースをフューエルディストリビューターに近い所で配線すると良いとの情報もいただいた。
テストでセルを回すとエンジンはかからないけれどやっぱりガソリンくさい
そこで今一度サージタンクを外し(LLC入れちゃっているのでスロットルのパイプ等外すの面倒なので傾けるだけ)
問題のコールドスタートインジェクターを再点検。
問題発見、一番最初に分解したときに折ってしまったコールドスタートインジェクターのパイプ。
ロウ付けで補修したのですが組み付け時に補修部分にまたクラックが入り
そこからガソリンが漏れている。
そこでコールドスタートインジェクターを取り外し、
バーナーであぶり銀ロウをすべて取り除き、
地金が出るまで磨いて、今度はもう少し柔らかいリン銅ろうでロウ付け。
流れるようにロウが入ったので今度は良さそう。
翌11月10日
目視しやすいように取り付けてテスト。
一瞬セルを回すだけで燃圧がかかるのですが、全く漏れは無し。
ハーネスのアースの位置も変えて接続。
慎重にパイプを折らないようにサージタンクを組み立てる。
今度は5,6,7番気筒のプラグを外しシリンダー内にガソリンを数滴垂らしてプラグを取り付け(ガソリン直チョーク)
セルを回してみるとちゃんと爆発があることを確認。
今一度セルを回して、6番のインジェクターを外してみるとほんのりガソリンで濡れている。
しかしエンジン始動せず。
やっぱりだめかと、工具を片付ける。
最後にキーを抜く前に今一度セルを回すと直チョークしていないのに
ぽこ、ぽこっと爆発音。
ん、んん?
今一度セルを回す
ぽこ、ぽこ、、、、、、、ぽこっ、、、、、
もう一度セルを回す
ぽこ、、、、ぽこ、、、、、ぽこ、ぽこ、ぽこ、
しつこく回し続ける
ぽこぽこぽこぽこぽこ、ぼぼぼぼぼぼぼ
ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ〜〜〜〜〜〜
やったーかかった〜!
キーをはなしてもエンジンは回り続け、だんだん安定した回転へ。
エンジンかかりました。
ガンタさんの言うとおりでした。KEジェトロニックは燃圧!とにかく燃圧!
二回目に始動したときのムービーはこちら
始動後談
エンジンをアイドリングさせたままシャワーを浴びていたら、まてよ、いやな予感。
もしファンが回っていなかったらオーバーヒート!あわててシャワーから飛び出し上半身裸で車の元へ
いやな予感は見事的中。即エンジンストップ。
水温計はレッドゾーン。リザーバタンクからどばどば冷却液が出ておりました。
ファンが回りませんでした。
エンジンは始動しましたが、取り替えた中古ウオポンからの水漏れ、不動ファン、メインのオイルラインからのオイル漏れ、などまだまだ問題点はあります。
十分エンジンが冷えてから冷却水を足して再度始動。
ちゃんと問題なくエンジンかかりました。
とりあえず大きな山を越えました。