ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2009年10月19日
大トラブルからの脱出25
今日の目標:補器類組み立て
ウオポンについているサーモスタットを固定します。
使うのは紙ガスケットと液状ガスケット。
この上にエルボーパイプが乗ります。
中古だけれどベアリングがまだまだいけるウオーターポンプです。いただきものです。
次はオルタネータ
オルタネータは事件がありました。
もともとオルタネータのリビルドキットを持っていたのですが、実際にばらして組んでみようとするとフレームの形状が全く違い
内部に固定するレクティファイアが取り付けできません。
8・32のオルタネータはアメリカ製
デルコ・レミー 17SI 120Aモデル です。
以前リビルドキットを購入したアメリカのショップに写真を送ると
おまえのは97A〜108Aのモデルだと言われました。
そうですこいつが原因だったのです。
前々オーナーの時代からの修理明細があるのですが、そこにはオルタネータリビルドという記載もあります。
たぶんその時代にこのリビルド会社が97A〜108A用のケースで組んだのでしょう。
左上が97A〜108A用のフレーム、右上が120A用のフレーム。
相談したショップ(ショップA)に120Aモデルを200Aにするアップグレードキットを注文
ショップAに120A 用のフレームは無かったので、別な店(ショップB)に120A用のフレームを注文
これで200Aモデルを作れるはずでした。
しかし
ショップAからはご丁寧にも108Aのフレームに組む200Aアップグレードキットでした
webにはそんなキットがあるとは書いてありませんでした。
そして
ショップBからはなんと120A用じゃなく僕が持っている108A用のぴかぴかの新品フレームが届いたのでした。
なんだかいやな気分でしたが、クレームあげるのもめんどくさいので
結局ぴかぴかのフレームを使い108Aを200Aに仕立て上げました。
ニードルベアリングを組み込みます。
ニードルベアリング中から見たところ
レクティファイアをセット
ブラシユニットをセット
ダイオード、コンデンサーをセット
200A用のステータをセット
ローターをセット
カバーにベアリングを入れる
ベアリングを固定し全体を組み立て
写真が無いので完成したものを。
オルタを組んだ後はカムカバーの取り付け面についている古いガスケットを削り取ります。