ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2009年10月15日〜16日
大トラブルからの脱出23
今日の目標:カムカバー・プーリ固定
カムカバーの塗装を剥離剤で溶かしてはがします。
缶入りより瓶入りの剥離剤が強力で良いです。
洗浄乾燥した後はアメリカ製のVHTリンクルプラスという耐熱縮み塗装用スプレーで塗ります。
何度か重ね塗りしますが、乾燥の時に直射日光に当たっている方がきれいに縮みます。
この写真はいまいちです。
塗装を乾かしている間に後バンクを仕上げていきます。
タイベルプーリーの固定はリングナットを破壊したので代わりに
ハードロック工業の軸受け用ゆるみ止めナットHLBという製品を使います。
ちょうど同じねじ規格M15ピッチ1ミリという製品がありました。
二枚のナットを重ねて使いますがその重なり方が特許で、くさびのように食い込んでいくのでゆるまないそうです。
HLBの固定には引っかけレンチを仕えとwebにあるのですが、固定場所が引っ込んでいるので引っかけレンチが使えません。
仕方がないので適当なソケット駒をサンダーで削って工具を作りました。
固定はばっちりです
作った工具はこんなです。
プーリに印を付けてありましたが、ドリブンギアを取り外してまた付けたので、位置が変わってしまいます。
上死点時の位置を記録しておいたので何駒プーリの歯がずれたか数えて新しく印を付けてからベルトを張ります。
まだカムカバーを付けていないので一番上死点の合いマークはきちんと合っています。
新しいベルトと新しいテンショナーベアリング。気持ちいいです。
テンショナーベアリングはイギリスのフェラーリチューナー、ヒルエンジニアリングの製品です。
純正の何年前に製造されたか分からない古い在庫のベアリングより新しいものの方が良いのではと判断しました。