ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2009年10月5日
大トラブルからの脱出18
今日の目標:ミッション外し
タイミングベルトプーリを固定しているのはリングナットというフェラーリ独特のゆるみ止めナットです。
これを外すのにリングナットレンチという特殊工具が必要ですが
アメリカのフェラーリ部品やで588ドルもします。
どうしても外せないので組み立て時別なナットを使うことに決め破壊して外しました。
専用のナット破壊工具を使わずに古くなった普通の大工道具のノミを使いました。
ノミはぼろぼろになりましたがきれいに割れました。
シャフトにはキーがあります。これをなくさないように。
前側は手で簡単に抜けましたが後側は少々固着しておりました。
ギアプーラーで簡単に抜き取れました。
ベルトのガイドとかも取り付け角度を覚えておきます。
パワステポンプを外します。
インターミディエットドライブシャフトのベアリングサポートを外します。
デフ側のカバーを外します。ボルト4本です。シールに傷つけないように。
普通はスライディングハンマーで引っ張りますが、持っていないのでCVジョイント取り付け部をハンマーで軽くたたいたら抜けました。
スターターを固定している3本のボルトを外します。
デフのそばにあるミッションの固定ナット。これを外します。
ブローバイのオイル戻りパイプを外します。
メインのオイルパイプを外します。
ミッション固定ナットで一番作業しづらいところ。車載のままでミッション分離が難しい理由が分かります。
ミッション下側のナットも外します。
ミッション側のエンジンつり下げサポートを使えないので古いスタッドを使いつり下げ準備します。
ヘッド面に傷を付けないように注意です。
スターターに繋がるメイン12V+のケーブルのサポートを外します。
ここにもサポートがあります。
最後にスターターモーター外します。
少しずつミッションを分離します。エンジンはつり下げて、ミッションはミッションジャッキに乗せます。
ミッションが分離できました。
ミッション側です。クラッチグリスが飛び散って汚れていますが、メインシールはオイル漏れがありません。
クラッチのプレッシャープレートを外します。
フライホイールも外します。
ミッション固定しているスタッドをダブルナットで抜き取ります。
ここにエンジンスタンドを取り付けるのでこのねじ穴に合うロングボルトをねじ屋に発注します。
M10X90mm ピッチ1.25 細目キャップボルトを4本発注しました。(ホームセンターには無いピッチのボルトです)
他に純正リングナットの代わりになる
ハードロック工業の軸受け用HLB02(S45C)を2個発注しました。