ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2009年10月4日

大トラブルからの脱出17

今日の目標:エンジンをサブフレームより外す

エグゾーストパイプを外します。マニュアルでは車載の状態で外すとなっていますが、無理です。

エンジンマウントのナットをゆるめます。こちらは後側。

これが助手席側の前です。あとミッションに一カ所あります。

ワイヤーがないのでとりあえずスノーチェーンを使ってエンジンを持ち上げます。
その後サブフレームを引っ張り出しエンジンはまた台車の上へ。

まだ時間があるので後バンクの方もばらしていきます。

ディストリビューターのローターを外します。
こんな作業も車載よりエンジンおりていた方が楽です。
カムシャフトのシールにオイル漏れはありませんでした。

カムシャフトのエンドキャップと共締めしてあるブローバイのオイルとガスを分離するユニットを外します。

これを外すにはあれが邪魔でという感じで分解はスムーズに行きません。

このユニットでブローバイガスのガスは再度インテークへ、油分はオイルパンに戻ります。

ディストリビューター側のカバーを外します。せっかくオイル漏れのないシールを傷つけないように

それにしても液体ガスケット使いすぎじゃない?

排気についている排出ガス清浄装置のパイプを外します。

固着していますが何とか外れました。

オイルパイプが繋がるカバーのボルトも外します。

ホース部分は硬化しているのでゆるめるだけで抜き取りません。

カバー類が外れたところでカムカバーを外します。

内部はこんな感じ。外周のガスケットにたっぷり液状ガスケットが塗ってあるのに、
プラグホールの丸い部分には液状ガスケットが塗ってありません。
たぶんこれが原因でプラグホール内にがオイルがたまっていたようです。

こちらのバンクはベルトが切れていなかったので、正規のやり方でなく
ベルトと駒の位置を新しいベルトにコピーして交換してみたいと思います。

そのための基準になるマークです。一番シリンダーを上死点に持ってくると合いマークがぴったり合います。

古いベルトを使ってタイベル張りのリハーサルをしました。

こんな風にマークを付けます。

エンジンがむき出しになっていたので古いテンショナーは錆びてきちゃいました。

タイベル張りのリハーサルの後、タペットクリアランスを計ります。
すべて規定内に収まっておりました。

ホームへ