ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2009年10月2日〜3日

大トラブルからの脱出16

今日の目標:オルタネータ分解

まずは恒例ランテルナロッサ名物サーモスタットの煮込みです。

上下の写真の違いが分かりますか?ちゃんと動作しているのでテストは終了。

油まみれでどろどろのオルタネータを分解します。
インパクトを使いプーリを外します。

前と後のケースをつないでいる細いボルト4本外します。

プーリを外し、ファン下のスペーサーです。
ワッシャー等の順番を間違えないようにフロントケースを外します。

フロントカバーを外しローターを外すと内部が見えてきます。

レクティファイアについている3カ所のボルトを外すとステータが取り外せます。
そうそう、8・32のオルタネータはGM系のデルコ製です。
アメリカ製なのでボルトナットはインチ工具を使います。
小さいからとなめてかかるとボルトの頭をなめたりしちゃいます。

ステータを外したらダイオード、ブラシユニット、コンデンサ、レクティファイアなど外していきます。

内部の回路を取り外した後側ケースです。真ん中にベアリングが残っています。

適当なソケットとエクステンションでベアリングを打ち抜きます。
分解終了したら洗える部品はすべて洗浄剤につけ込みます。

きれいになったケースにベアリングを組んでいきます。
以前にアメリカから取り寄せてあったオーバーホールキットに入っていたベアリングを取り付けます。
プレスなど使わず手でするっと入っていきます。

ベアリングを入れたら三本のボルトで固定します。
それにしてもちゃちなベアリング。精度悪そう。

ここで問題点発見

外したレクティファイアとオーバーホールキットに入っていたレクティファイアが全然違う!

問題点の一番の原因はこちらです。
これについては後日組み立ての時にレポートします。

雨模様なので室内作業が続きましたが、加工発注してあったベアリングが届きました。

友人の分と2セットです。

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