ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2009年9月16〜18日
大トラブルからの脱出11
今日の目標:ガスケット制作、部品到着
16日
お店の暇な時間に各種ガスケットを制作します。
上の写真はインテークマニホールドにスタンプ台のインクを塗ったところ。
ガスケットシートにスタンプを押します。
この形でカッターで切り抜きます。
イギリスに発注したフェラーリ308の部品がいろいろ届きました。
サードパーティー製のバルブです。安いです。
こちらはリップシール。オイルがバルブのシャフトをつたって燃焼室内に入るのを防ぎます。
ヘッドガスケットです。分解したときに外したヘッドガスケット(写真下)と全く同じもので
ドイツのElring社製です。
前々オーナーがバルブクラッシュしたときの修理工場の請求書にはこのガスケット¥46200となっていますが
今回僕がイギリスから取り寄せた価格は¥18422(送料別)でした。
17日
朝から分解したヘッドをメタルクリーン液につけ込みます。
また店の暇な時間にガスケットを切り出しました。
18日
新しいベアリングでスロットルリンクを作り直しました。
問題なく組めました。
第二便の部品も到着しました。こちらもイギリスからです。
購入したのはSuperformanceというDinoや308等の古いフェラーリの部品をあれやこれやオリジナルで作っている会社です。
フェラーリ純正ではないですが、高価な重要部品が安い!
この会社が無かったら今回の修理あきらめていました。
上記写真のヘッドスタッドも一本¥3123。
赤い箱はフロントカバーのベアリングをダメ元で買ってみましたが、やはり308とフロントカバー、リアカバーとも形状が異なり
4個あるうちの奥のベアリングは使えるのですが、手前のベアリングは8.32は非常に特殊なものが使われているようです。
フロントカバーにつくメインのクランクシャフトシールは使えましたが、リア側のメインシールはサイズが全然違い使えませんでした。