ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

 9月4日 音響測定

新しいオーディオセットを入れ、以前より格段に音は良くなったのですが、
エンジンノイズや走行ノイズでどうしても低音部分が物足りなくなります。

80Hz以下を出力するウーハーをシート下に増設しようかと考えています。
この周波数以下の低音は指向性がないのでシート下等への設置でも定位は崩れないのです。

でもその前にこの車の音響特製がどんなもんか測定してみました。
厳密な測定は必要ないです。だいたいのところが解ればいいのです。

ウインドウズ用のリアルタイムアナライザーライトというシェアウエアで測定します。
僕はマック使いなのでヴァーチャルPC6でウインドウズを動かしてこのソフトを使います。
本当はちゃんとしたマイク等必要なのですが、
僕のiBookはオーディオ入力ができないのでUSBオーディオ入力アダプタを繋げなければなりません。
面倒くさいのでiBook内蔵のマイクを利用しました。
かなりいい加減ですね。

リアルタイムアナライザーライトはピンクノイズを発振できるのでヘッドフォンジャックから
ヘッドユニットのAUXに入力して音を出してそれを測定します。

ピンクノイズはすべての周波数の音を均等な大きさで合成したザーっという音です。

 

まずはノイズの測定です。エンジンを切って風や自然の音を測ります。

窓を閉め切って暑いのを我慢して測ります。上のグラフが無音時のノイズです。

エンジンをかけると下のようになります。

やっぱり低音成分が大きいですね。この低音でオーディオの低音が消えてしまうのです。

最後はヘッドユニットからピンクノイズを出した時の特性です。

ピンクノイズの場合グラフがフラットになるはずですが、100Hz以下の低音成分があまりでていないのが解ります。
ここをカバーできるようなウーハーを設置したいと思います。

繰り返しになりますが、正確な測定にはちゃんとしたマイクが必要です。
パソコン内蔵のマイクでも問題点は解ったので十分満足な結果です。

これ以外に正弦波の単音を出して位相をチェックしたりも出来ます。
なかなか良くできたソフトです。これらの測定装置をハードウエアでそろえると100万円以上かかるそうです。

このソフトと車用の聴診器を使ってウォーターポンプのベアリングのノイズなど記録をとっておきたいですね。
LTOC全国ミーティングの時にでもノイズのデータ集めでもしようかなあ?

ソフトウエアのシェアウエア代金は2800円です。


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