ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

 9月2日 屋根内装の修理

ついにうちのテーマくんも屋根の内装が垂れ下がってきました。10年も経っている車なので仕方ないですね。


小さな穴を開けてそこからスプレー式のボンドを吹けば簡単に修理できると思いました。

メスで小さな穴を開けます。

スプレーボンドを吹きます。が、、、、、、、、

全然くっつきません、さらにボンドがしみでてきてファブリックが汚くなってしまいました。

が〜ん、大失敗!

このファブリックの裏にスポンジが貼ってあってそのスポンジが腐ってルーフが垂れ下がってきているのです。
という訳でこの手のボンドではスポンジが溶けるだけで全然くっつかないのです。

ボンドの染みはできるし最悪です。

結局ルーフを全部はずすことになりました。

ネジは
Aピラー左右1ヶ所づつ(カバーがあります。
ピラーの内装材もはずしちゃいますが爪を折らないように上に持ち上げる感じではずします。)
サンバイザー左右3ヶ所づつ
室内灯カバーの中1ヶ所とミラーステー3ヶ所
アシストグリップの所左右4ヶ所づつ
ピラーの所左右2ヶ所づつ(キャップがはめてある)
リアサンシェードのフック左右1ヶ所づつ
リアのグロメット3ヶ所

これを全部はずせば屋根が落ちてきます。

シートを思いっきり倒して助手席から屋根内装を取り出します。

ファブリックをはがすために内装の枠から屋根のバーチクルボードをはずします。
大量のタッピングビスでとまっています。

こんな時便利なのが電動ドライバーです。
これはブラックアンドデッカーのやつですが電池は単三4本でスピードは遅いけれど
結構パワーあるので便利です。たったの1420円でした。
これがあると無いとで作業効率が全然違います。
あまりのネジの多さに電動持っていて良かったとつくづく思いました。

ファブリックをはがして、しみ出たボンドを奇麗にするためにガソリンで洗います。
その後洗たく機で3回洗濯しました。

ファブリックをはがすと腐ったスポンジがべっとり。
駐車場においてあった大家さんのデッキブラシを勝手に拝借してごしごしはがします。

奇麗にしたら木工用ボンド(白くて酢酸の匂いのするやつ)をまんべんなく塗ってファブリックを貼ります。
ほんとはすぐに貼ったほうが強度はでるのですが、ファブリックにしみ出てしまうので、少しおいてから貼りました。
それでも少ししみ出てきてしまいます。巨大両面テープみたいなほうが良いのかしら?でも高く付きそう。

貼り直したらこんな感じです。

枠を付けるとこうなります。白いしみは少しボンドがしみ出てきているのです。
まあ良いか、、、、、

車の中に入れて取り付けです。
本当は今のうちに屋根に振動吸収シートを貼りたいのだけれどお金が、、、
取り付けが大変。誰かに押さえてもらっていたら楽だと思います。
僕は一人でエアコンガンガンかけて頑張りました。

完成です。写真だと結構奇麗?

10年経った古さはさすがに洗たく機でも落ちませんでしたが、煙草のヤニは奇麗になりました。

そうそう、屋根をはがしたら天井材のバーチクルボードに日付がかいてありました。
1990年7月2日でした。もう13年も前にこの屋根は作られたのだなあ。

午後2時から始めて5時半に終了しました。途中、洗濯、乾燥の時はぼーっとテレビみてました。

かかった費用は木工ボンド業務用1kgで700円ナリ。


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