ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2008年8月13日

冷却対策

この車夏はやはり辛いです。高速を走っているときは冷えすぎるぐらいなのですが、
一般道でちょっとストップアンドゴー(渋滞とまで行かずとも)が続くだけで
いきなり水温がレッドゾーン直前でエアコンが全く冷えなくなります。

LTOCのAndonio氏が徹底的に対策して効果を上げたという報告を聞いて僕もやってみました。
ただ僕の場合はお金はほとんどかけません。

原因の一つは冷却系の設計にあります。
ファンはただ空気をかき混ぜているだけで効率よくラジエターに風を当てません。

手法として
ファンを強力なものにする
大型ラジエターにする(コア増し)
シュラウドでラジエターの隅から隅までファンの風が当たるようにする

ファンを強力なものにしたり、コア増しはお金がかかるので
今回はシュラウドと周辺の目張りで効率アップを図ります。

きっちり作業したかったのでラジエターとファンを取り出します。

今回はジャッキアップせず作業しました。
冷却液を抜いて、ヘッドランプまわりを丸ごと外します。

ラジエター外してみたら凄いことになっていました。

 

流水とパーツクリーナーで綺麗に洗いました。これを解消するだけで冷えるかも!

 

アルミの平板棒と薄いアルミ板でシュラウドを作りました。
ファンの枠があまりにラジエターに近かったので
ファンの取り付け部分に大きめのナットを挟みシュラウドの効果が得られるように隙間を空けました。

シュラウドが走行風の抵抗にならないようにと、フラップも作りました。
固定はアルミのリベットで、細かいところは業務用アルミテープでふさぎます。
まるで子供の工作です。

 

隙間はすべてふさぎ、ファンが吸い込む風は必ずエアコンコンデンサとラジエターを通るようにしました。

組み立てて冷却液を入れてエンジン始動。
エアコン設定24度で40分間アイドリングさせてみましたが水温は95度ぐらいで安定していました。
うれしいのはアイドリングでも室内がきんきんに冷えていたことです。

とりあえず対策は成功かな!

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